舞台「終末のワルキューレ」開幕にブリュンヒルデ役の飯窪春菜「熱い熱い戦いを観て」

「『終末のワルキューレ』～The STAGE of Ragnarok～」が、本日11月27日に東京のこくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロで開幕した。

作画をアジチカ、原作を梅村真也、構成をフクイタクミが手がけるマンガ「終末のワルキューレ」は、「月刊コミックゼノン」で連載されている作品。今年6月にはNetflixでアニメ「終末のワルキューレ」が独占配信され、10月にはテレビ放送がスタートした。作中では人類の存亡をかけ、全世界の神代表と人類代表が、1対1で13番勝負を行う様子が描かれる。

舞台版では脚本を月森葵、野ノ栖千晶、会沢青、伊藤栄之進からなるSpacenoid Writers' Roomが手がけ、演出を加古臨王が担当。出演者には、ブリュンヒルデ役の飯窪春菜、ゲル役の田上真里奈、呂布奉先役の郷本直也、アダム役の大平峻也、佐々木小次郎役の中河内雅貴、トール役の山口智也、ゼウス役の加藤啓、関本大介（大日本プロレス）、鯨井謙太郎、ポセイドン役の相馬圭祐らが名を連ねた。

昨日11月26日には取材会が行われた。2.5次元舞台に初参加する飯窪は「座長ではありますが、周りの先輩方に助けられ、甘えさせてもらっています」と感謝を口にし、作品の魅力を「この作品は、神と人間の熱いタイマン勝負が見どころ。3戦それぞれの闘士がその場の主役ですので、ぜひ熱い熱い戦いを観てもらえたら」とアピールする。

田上は「今まで見たことのないタイマンが目の前で繰り広げられるので、私は夢中で楽しんでいました。ただ稽古中は、『やはりピースが欠けている』と思っていました。“観客”が足りないと！」と思いを語り、開幕に向け「私たちの思いを共有できる（観客の）皆様とこの作品を作れるのが楽しみです。どうぞ皆さま、この舞台を完成させにいらしてください！」とメッセージを送った。

郷本は「応援グッズを使って、僕たち出演者を盛り上げていただけたら幸いです。陣営は神側、人類側に分かれていますけど、どちらを応援していただいても良いです！（笑） 『がんばれ！』という熱意を伝えていただけたら、僕たちは受け取ってがんばれます。よろしくお願いいたします！」と呼びかける。

また大きな木の葉が特徴的なアダムの衣裳をまとった大平は「皆さん、素敵な衣裳を着られてますね？（笑）」と笑いを誘いつつ、「この格好でお芝居や殺陣をする経験は、今後の僕の人生の中でもそうあることではないと思っています。この姿だからこそできるお芝居を楽しんでいければ」とコメントした。

上演時間は途中休憩を含む約2時間15分を予定。公演は12月5日まで行われる。