“処方箋となることを期待”、円盤に乗る派「ウォーターフォールを追いかけて」幕開け

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円盤に乗る派「ウォーターフォールを追いかけて」が、本日10月27日に神奈川・STスポットで開幕した。

円盤に乗る派「ウォーターフォールを追いかけて」より。(撮影:濱田晋)

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円盤に乗る派「ウォーターフォールを追いかけて」より。(撮影:濱田晋)

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円盤に乗る派「ウォーターフォールを追いかけて」より。(撮影:濱田晋)

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「ウォーターフォールを追いかけて」は、稽古から上演に至るまでの時間を“イントロダクション”“クリエイション”“リクリエイション”“プレゼンテーション”の4つに分けて行うプロジェクト。“プレゼンテーション”のタームに位置付けられた本公演では、これまでのプロセスを踏まえ、カゲヤマ気象台が昨年7月に早稲田大学の学生たちと共に行った「ドラマゼミ」の成果物をもとに、カゲヤマ気象台が脚本・演出を手がけた作品が劇場空間で披露される。

劇中では、“創造主”の物語が描かれる。エンジニアの仕事を辞め、街をぶらついていた“創造主”は、道端に落ちているフロッピーディスクを発見。保存されていたプログラムを起動すると、“創造主”の前に部屋が現れ……。

開幕に際し、カゲヤマ気象台は「息苦しく、混乱した現実を生きるような手触りが、この作品にはあるはずです。それを乗りこなすような感覚も含めて。これが一種の処方箋となることを期待します。みんなで生き延びるための方法として、演劇を提示できたらと思います」とコメントしている。上演時間は約1時間10分。公演は10月31日まで。

カゲヤマ気象台コメント

奇妙な作品ができました。今回目指したものは、まさに目の前にある現実をそのまま描写するような演劇です。現実が奇妙なのか、「そのまま描写しようとする」という態度自体が奇妙なのか、両方かもしれませんが、ここに現れるものは危なっかしく、不気味で、しかし人によっては同時に親密さも覚えるものでしょう。息苦しく、混乱した現実を生きるような手触りが、この作品にはあるはずです。それを乗りこなすような感覚も含めて。これが一種の処方箋となることを期待します。みんなで生き延びるための方法として、演劇を提示できたらと思います。

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円盤に乗る派「ウォーターフォールを追いかけて」

2021年10月27日(水)~31日(日)
神奈川県 STスポット

原案:ドラマゼミメンバー(カゲヤマ気象台、片山さなみ、中西空立、マツモトタクロウ)
脚本・演出:カゲヤマ気象台
音楽・イラストレーション:AOTQ
出演:小山薫子、キヨスヨネスク、立蔵葉子西山真来、畠山峻 、日和下駄

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