舞台は性を自ら選び取る近未来、青木豪演出「ロミオとジュリエット」開幕

1

238

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 72 164
  • 2 シェア

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」が、本日10月15日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

大きなサイズで見る(全8件)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)[拡大]

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)[拡大]

野外劇「ロミオとジュリエット」は「東京芸術祭2021」の1プログラム。当初、本作は東京・池袋西口公園 野外劇場 GLOBAL RING THEATREで上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、東京芸術劇場 プレイハウスに会場を移しての上演となった。上演台本・演出を青木豪が手がける今作では、“女系一家・モンタギュー VS 男系一家・キャピュレット”をコンセプトとして作品が立ち上げられる。出演者にはジュリエット役の阿久津仁愛、ロミオ役の川原琴響らが名を連ねた。

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)[拡大]

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」より。(撮影:住田磨音)[拡大]

開幕に際し青木は、野外劇の予定が急遽劇場での公演となったことについて「演出として心がけているのは、舞台の外に『野外のような拡がり』を感じさせることです」とコメント。本作については「『男女の分断が進み、性を自ら選び取るようになった近未来の池袋』という設定です。『一目惚れ』を扱った中で世界一有名なこの芝居を、今回の演出でご覧になった皆様が、何かしらの解放感を感じて下さったら幸いであります」と思いを語った。

上演時間は約2時間。公演は10月17日まで行われる。

青木豪コメント

「野外劇」として準備していたものが、急遽プレイハウスでの上演となったので、演出として心がけているのは、舞台の外に「野外のような拡がり」を感じさせることです。また、今回はロミオのいるモンタギュー家を、ほぼほぼ女性キャストが。ジュリエットのいるキャピュレット家を、ほぼほぼ男性キャストが演じます。「男女の分断が進み、性を自ら選び取るようになった近未来の池袋」という設定です。「一目惚れ」を扱った中で世界一有名なこの芝居を、今回の演出でご覧になった皆様が、何かしらの解放感を感じて下さったら幸いであります。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全8件)

野外劇「ロミオとジュリエット イン プレイハウス」

2021年10月15日(金)~17日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:松岡和子
上演台本・演出:青木豪
出演:阿久津仁愛、川原琴響 / 谷田奈生、塚越健一、みしまりよ、柳内佑介 / 齋藤千裕、近藤廉、末次由樹、友田宗大 / 井上平、滝本圭、河口勇太朗 / 明樂哲典

全文を表示

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

【公演レポート】舞台は性を自ら選び取る近未来、青木豪演出「ロミオとジュリエット」開幕(コメントあり)
https://t.co/EjuBgMuWmO

#東京芸術祭 #青木豪 #阿久津仁愛 #川原琴響 https://t.co/E5KbtTQzYo

コメントを読む(1件)

関連記事

青木豪のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 青木豪 / 阿久津仁愛 / ウィリアム・シェイクスピア / 塚越健一 / 柳内佑介 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします