東京の芸術文化を世界に発信すべく、毎年秋に開催されている「東京芸術祭」。国内外で活躍するさまざまなアーティストや作品が東京で、そしてオンラインで上演される。
このたびステージナタリーでは、9月1日に開幕した「東京芸術祭2021」に関する2つの特集を展開。ダンサーのきたまり、北尾亘、スズキ拓朗らによる座談会と、東京芸術祭総合ディレクターである宮城聰と美術家・YORIKOの対談から、「東京芸術祭2021」の楽しみ方を考える。
2016年にスタートした「東京芸術祭」は、東京都豊島区の池袋エリアを中心に開催される都市型総合芸術祭。総合ディレクターの宮城聰を軸に、副総合ディレクター / ファーム共同ディレクターの長島確、共同ディレクターの河合千佳、共同ディレクター / ファームディレクターの多田淳之介、共同ディレクターの内藤美奈子、豊島区事業ディレクターの酒井快・師岡斐子、リサーチディレクターの横山義志から成るプランニングチームが多彩なプログラムを展開している。
2021年の「東京芸術祭」は9月1日から11月30日まで。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインも含めたさまざまな実施形態で多彩なプログラムが展開される。
今年のテーマは「歴史のまばたき」。「東京芸術祭」総合ディレクターの宮城は「いま、わたしたちは『歴史のまばたき』のただ中にいます。まばたきのあと、世界はどう見えるでしょうか。変わったこと、変わらなかったこと。変えるべきこと、変えてはいけないこと。『新しくなろう』とする力と『もとに戻ろう』とする力が体の中でせめぎあうときこそ、舞台芸術が跳躍する瞬間です」と語っている。