向井山朋子「KUMANO」(熊野)が10月22・23日に愛知・愛知県芸術劇場 小ホールで上演される。
「KUMANO」(熊野)は、ピアニスト・美術家・アートディレクターの向井山朋子が、映像インスタレーションの広がる空間でピアノ演奏を披露する公演。自身の故郷である和歌山・熊野に影響を受けた数々の作品を発表してきた向井山が、今回は、幼少期に見聞きした自然へのおそれ、地域におけるジェンダーと宗教の関わり、生と死および再生などの記憶をひもとき、極私的な視点で現実と架空を表現する。
また本公演ではオランダのシネマトグラファーであるレニエ・ファン・ブルムレンと協働し、向井山が熊野で撮影した映像や幼少期の写真などがスクリーンに映し出される。
開催に際し、向井山は「知らない場、不可解な事柄に出会わすと、そこに『熊野的』なものを探そうとしていることに、此のごろ気がついた。聖と穢れ、美と醜、実在と架空すら混在するこの土地の記憶を、音楽と映像で紡いでみようか」とコメント。演奏曲目はロベルト・シューマンの小品や、クロード・ヴィヴィエの「シラーズ」を予定している。
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向井山朋子「KUMANO」(熊野)
2021年10月22日(金)・23日(土)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール
コンセプト:向井山朋子
映像・インスタレーション・照明:向井山朋子、レニエ・ファン・ブルムレン
ピアノ:向井山朋子
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向井山朋子が映像空間でピアノ演奏を披露、現実と架空を表現する「KUMANO」(コメントあり)
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