劇団た組の
本作では、現代における夫婦の問題をベースに、家族や自分自身の存在意義を問う物語が展開。康二と麻衣は不妊治療を経て子供を授かるが、出生前診断によって、生まれてくる子供が障害を持っている可能性を示される。康二は過去のとある経験から出産に反対するが、そのことを知らない麻衣は反対を押し切って出産を決意し、康二に離婚を申し込む。1年後、麻衣は康二の親を連れて、「子供を一目見て欲しい」と康二を訪ねてきて……。出演者には
加藤と橋本は過去に、劇団た組作品やシス・カンパニー公演「たむらさん」などでタッグを組んでいる。加藤は「今のところ劇団の時より良い感じになってしまうんじゃないかという空気が界隈に漂い始めており、私も劇団でこんな風に書けたら良かったのに、とそういう気持ちで日々寝たり起きたりしています」と手応えを語った。
橋本は加藤との仕事について「参加する度に自分の寿命が削れていく。それくらいのものを出し切る覚悟がないと、加藤作品とは対峙が出来ない」と述べ、「険しい道のりでしょうが、強力で強靭で信頼厚い共演者の皆様と共に、乗りこなしたいと思います。混沌を、是非ご期待ください」と呼びかける。
加藤の作品に初参加する黒木は「橋本淳こと、あっちゃんとは舞台『飛龍伝』で出会い、『書く女』で共演した際も素敵なお芝居をされる方だなと思っていました。そんなあっちゃんと、がっつりお芝居を、しかも、加藤拓也さんの演出でできるなんて、と今から胸が高鳴ります」と胸の内を明かした。加藤、橋本、黒木のコメント全文と、平原、安達からのメッセージは下記の通りだ。
加藤拓也 コメント
自分の劇団で一作品やってから、橋本さんとまたやりたいですねと常日頃から約束していて、一旦ドラマと去年のイレギュラーで実現した演劇を無視しますと、劇団公演から4年経ってようやく約束が実現しました。今のところ劇団の時より良い感じになってしまうんじゃないかという空気が界隈に漂い始めており、私も劇団でこんな風に書けたら良かったのに、とそういう気持ちで日々寝たり起きたりしています。
橋本淳 コメント
加藤拓也氏と組むのは何度目だろうか。毎度濃厚な時間と期間を過ごさせてくれる彼の作品に、また参加出来ることを幸せに思います。
しかし参加する度に自分の寿命が削れていく。それくらいのものを出し切る覚悟がないと、加藤作品とは対峙が出来ない。
険しい道のりでしょうが、強力で強靭で信頼厚い共演者の皆様と共に、乗りこなしたいと思います。
混沌を、是非ご期待ください。
黒木華 コメント
橋本淳こと、あっちゃんとは舞台「飛龍伝」で出会い、「書く女」で共演した際も素敵なお芝居をされる方だなと思っていました。
そんなあっちゃんと、がっつりお芝居を、しかも、加藤拓也さんの演出でできるなんて、と今から胸が高鳴ります。
橋本さんの胸をお借りしつつ、加藤さんの世界を味わい尽くせたらと思います。
安達祐実 コメント
命に直面する。
それは、喜ばしいこともあるし、恐ろしいこともある。
都合良く扱ってはいけないけど、逃げたくなることもある。
ほんの一瞬を掴みそこねた、その重大さに愕然とする。
後悔と悲しみで重苦しく澱んだ心と、どう向き合うべきなのか。
加藤拓也さんの舞台は、今回で2度目になります。今から楽しみにしています。
平原テツ コメント
それぞれの人物にその人なりの正義があり、どちらが正しいのか何が正解なのか分からなくなって感情グチャグチャになります。本当に凄い作品になると思います。これを素晴らしいキャストと演じられる事が本当に楽しみです。
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劇団た組・加藤拓也が家族の“存在意義”を問う「もはやしずか」に橋本淳・黒木華ら(コメントあり)
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