飲み頃はいつも今!藤重政孝&神農直隆が人生の転機狙う中年男に「サイドウェイ」開幕

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サイドウェイ」が、本日3月20日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕した。

舞台「サイドウェイ」より。(撮影:岩田えり)

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舞台「サイドウェイ」より。(撮影:岩田えり)

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これは、2005年公開の映画「サイドウェイ」をもとに、箱庭円舞曲の古川貴義が日本語上演台本・演出を手がけた舞台。劇中では、共に四十代に差しかかった2人の中年男・マイルスとジャックを中心にした物語が展開する。小説家を目指す、ワイン好きの脚本家マイルスと、テレビ番組のディレクターで生計を立てている俳優ジャックは、それぞれ人生の転機を狙うが……。出演者にはマイルス役の藤重政孝、ジャック役の神農直隆、マヤ役の壮一帆、テラ役の富田麻帆、ブラッド役の江浦優大、ビクトリア役の嶋村亜華里、エヴェリン役の片桐はづきが名を連ねた。

舞台「サイドウェイ」より。(撮影:岩田えり)

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舞台「サイドウェイ」より。(撮影:岩田えり)

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舞台「サイドウェイ」より。(撮影:岩田えり)

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本作は3月17日に開幕を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で一部公演が中止となり、本日20日に初日を迎えた。藤重は「ついに幕が開きました。やっとここまで辿り着けましたが、これがすべての始まりなので、残りの公演を千秋楽へ向けて頑張りつつ、作品と共に我々も育っていきたい」と心境を話し、神農は「破茶滅茶で下品でお下劣な言葉も出て来るんですが、友情だったり愛情だったり恋愛だったり、色々な情が出てくる物語なので、ワインを通して、見ていただけるように努めていきたいです。凄く楽しいので笑えるところがあったらどんどん笑ってください」とコメントする。

また、壮は「まだまだ予断を許さない状況下ではありますが、ほんのひと時でも心が和らぐような時間にできたらいいなと思いますので、観終わって、家に帰って、美味しいワインを飲みながらこの舞台を想い返していただければ嬉しいです」と語り、富田は「この作品はとにかくワインを飲みたくなります。そして欠点を持った登場人物たちがたくさん出てきますが、人は誰しも何かしらの欠点を持っていて、だからこそ愛おしくて素敵なんだなと思える作品かなと、ゲネプロを終えてみて感じています」と述べた。

古川は「奥深いようで気軽な、バカバカしいようで身につまされる、好きだけど憎たらしい、愛おしい作品になりました。これからステージを重ねるごとに、ヴィンテージワインのように日々熟成してくことと思います。ただし、飲み頃はいつも今。演劇は、いつも今。今まさに目の前で起こっていることを、お楽しみいただけますように」と来場者にメッセージを送った。

上演時間は約2時間30分で、公演は3月25日まで。なお、すべての回がconSept movieで配信される。

藤重政孝コメント

ついに幕が開きました。やっとここまで辿り着けましたが、これがすべての始まりなので、残りの公演を千秋楽へ向けて頑張りつつ、作品と共に我々も育っていきたいと思います。育てていただくのはお客様のパワーの部分が大きいです。出歩きにくいご時世ではありますが、感染症対策もバッチリしていますので、お芝居を楽しみに足を運んでいただけたらと思います。キャスト・スタッフ共にいい雰囲気で現場を走らせています。それが作品の空気に繋がっていくと思いますので、ぜひその空気を感じに遊びにいらしてください。マイルスでした。

神農直隆コメント

無事にゲネプロが終えられてほっとしています。色々ありましたが、カンパニーの皆さんに助けられながら、いまこの時を迎えられて本当に嬉しいです。あとはお客様がどれだけ楽しんでいただけるかですが、ちょっと時間が長いかもしれませんが、僕らも集中して観ていただけるように頑張っていきたいと思います。破茶滅茶で下品でお下劣な言葉も出て来るんですが、友情だったり愛情だったり恋愛だったり、色々な情が出てくる物語なので、ワインを通して、見ていただけるように努めていきたいです。凄く楽しいので笑えるところがあったらどんどん笑ってください。

壮一帆コメント

最初この作品の本をいただいて読んだ時から、幕が開くのをとても楽しみにしていました。実際に衣裳をつけて、動いて喋ってみると、舞台の上でサイドウェイの人たちが息づいていて、興奮を抑えられない気持ちでいっぱいになります。この楽しさ、胸に突き刺さるような言葉の数々が皆様の心にも届く事を願っています。まだまだ予断を許さない状況下ではありますが、ほんのひと時でも心が和らぐような時間にできたらいいなと思いますので、観終わって、家に帰って、美味しいワインを飲みながらこの舞台を想い返していただければ嬉しいです。

富田麻帆コメント

まずは初日の幕が開けられる事、この場所まで来られた事を嬉しく思います。この昨今なかなか思うように舞台が出来ない中で、ひとつづつ作品を作り上げられる喜びを改めて噛み締めています。この作品はとにかくワインを飲みたくなります。そして欠点を持った登場人物たちがたくさん出てきますが、人は誰しも何かしらの欠点を持っていて、だからこそ愛おしくて素敵なんだなと思える作品かなと、ゲネプロを終えてみて感じています。そんな愛おしくなる登場人物を観ながら、美味しいワインを飲んで、この作品に浸っていただけたらとても幸せです。ぜひ劇場で、そして配信でもお待ちしています。

古川貴義コメント

まずは、無事に初日の幕を開けられることに感謝です。

社会情勢をはじめ、色々と心配事の尽きない日々でしたが、何とか幕を開けることが出来ました。限られた時間の中で尽力してくれたキャスト、スタッフのお蔭です。そして、ご来場くださるお客様のお蔭です。皆さん、本当にありがとうございます。

奥深いようで気軽な、バカバカしいようで身につまされる、好きだけど憎たらしい、愛おしい作品になりました。これからステージを重ねるごとに、ヴィンテージワインのように日々熟成してくことと思います。ただし、飲み頃はいつも今。演劇は、いつも今。今まさに目の前で起こっていることを、お楽しみいただけますように。

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舞台「サイドウェイ」

2021年3月20日(土)~25日(木)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

原作・脚本:レックス・ピケット
翻訳:主計大輔
日本語上演台本・演出:古川貴義
音楽:国広和毅

キャスト

マイルス:藤重政孝
ジャック:神農直隆
マヤ:壮一帆
テラ:富田麻帆
ブラッド:江浦優大
ビクトリア:嶋村亜華里
エヴェリン:片桐はづき

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