「名探偵スワー」は、2006年にFlash実写ゲームとして制作されたもの。ヨーロッパ企画の
なお「ヨーロッパ企画のゲームムービー研究所」では、「もぐらリスニングたたき」「サカイギアソリッド」「とりきめきナベリアル」「電流イライラ酒2020」といったゲームアプリも配信されている。
上田誠コメント
実写ゲームが遊べるスマホアプリ「ヨーロッパ企画のゲームムービー研究所」。久しぶりに新しいゲームがローンチです。しかも2作あります。
1つめは、「名探偵スワー」。なにを隠そうこれは新作ではなく、15年前に作ったゲームの移植版です。当時は、Flashゲーム(という規格があったんです)として作りました。ヨーロッパ企画の役者・諏訪雅による、コマンド選択型の探偵もの。Flashで実写ゲームを作ること自体がとても面白く、「斬新だ、これは斬新だ」と思いながら作っては発表していて。そのうちになんとなく熱は冷め、作ったゲームたちはホームページ上にうっちゃられていたんですが。10年以上たったころ、突如、SNSのタイムライン上に「草」という言葉とともに 「名探偵スワー」が現れ。なにごとかと思ったら、ゲーム実況でした。僕らのゲームを実況者さんたちが掘り当ててくれたんですね。おかげで日の目を見たんですが、作りの甘さをあちこちつっこまれ、界隈では「ヨーロッパ企画=草」というモヤモヤする等式ができました。そんな、思い出もいわくもある名作ゲームを、誰得かは考えず15年前の画質そのままに、スマホで遊べるように移植しています。
2つめは、「名探偵スワー2」。今回のメインタイトルです。先ほど書いたような、名探偵スワー再脚光&大草原の流れを受けて。もう(M)草は(K)生やさせない(H)べく、フジテレビの番組「ヨーロッパ企画のYou宇宙be」の中でプロジェクトが立ち上がり。15年の沈黙を破って、とうとう「名探偵スワー」の続編ができました。舞台は「1」から15年後の世界。かつてと同じように事件を追うスワー。 しかし、事態は思わぬ方向へ。調査の糸はもつれ、15年前のあの謎と結びつき。浮かび上がる事実、過ぎ去った歳月。様々な登場人物たちが交錯し、ロボットが駆け、ヌンチャクが踊り。スワーが最後にたどり着いた真実の地平に、果たして、草は。
大仰に構えてしまいましたが、15年をまたいだ2作のゲームが織りなす、そこそこ壮大な帰結を、ぜひお楽しみください。草が生えるか神が降りるか。なにしろ無料ダウンロードですし、真実はいつだってひとつですから。「スワー2」の冒頭、雪がべらぼうに降っているのだけはお目こぼしください。「1」「2」あわせて15分もあれば遊べます。
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“草が生えるか神が降りるか”、ヨーロッパ企画のゲーム「名探偵スワー」リリース(コメントあり)
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