YCAM2021年度ラインナップ、ハイバイ「ヒッキー」や「搬入プロジェクト」も

山口・山口情報芸術センター［YCAM］の2021年度ラインナップが発表された。

YCAMは、2003年の開館以来、メディア・テクノロジーと表現の関係を探求する活動を、展覧会や公演、ワークショップや映画上映を通して行ってきた。2021年度の4月から7月にかけては、シンガポールのアーティスト、ホー・ツーニェンが手がける、アニメーションとVRによる新作インスタレーション「ヴォイス・オブ・ヴォイド─虚無の声」が世界初公開される。本作には、声の出演としてPort Bの高山明、岡崎藝術座の神里雄大、そして大石将弘らが参加。6月から7月にかけては、ダンスの記録撮影を気軽に行うことのできる「YCAM Dance Crew」、7月には、悪魔のしるしが発案した演劇プロジェクト「搬入プロジェクト 山口・中園町計画」が実施される。

また9月10・11日には、ハイバイが「ヒッキー・カンクーントルネード」を山口で初めて上演。10月23・24日には、小泉明郎が手がけたVRを用いた演劇作品「縛られたプロメテウス」、2月13日には近藤芳正の一人芝居「ナイフ」が上演される。このほか、「YCAMスポーツハッカソン2021」「第6回 未来の山口の運動会」といった恒例イベントも実施予定だ。