パフォーミングアーツ、映画、メディア芸術を対象に、視覚、聴覚情報、言語を中心としたバリアフリー対応を施した日本初の芸術鑑賞プラットフォーム「THEATRE for ALL(仮)」計画が始動した。
文化庁による文化芸術収益力強化事業として企画された「THEATRE for ALL(仮)」は、新型コロナウイルスの影響で外出困難になった人々や、障害、疾患、育児、介護などを理由に芸術鑑賞が困難な人々に開かれた、オンライン上のアートセンターを目指すもの。このプラットフォームでは、視覚障害や聴覚障害、知的障害、発達障害、子供、母語が日本語以外の人などを対象としたバリアフリー対応、作品への理解を深めるための双方向型レクチャー・ワークショップなどを行うeラーニングプログラムの開発に力を入れていく。
現在、同プラットフォームで公開される映像、作品、番組を公募中で、“名作・名画・名舞台などの映像”“演出や創作プロセスにおいて、インクルーシブな視点を持って新たに制作・上演する作品の企画”“アーティストや作品の製作風景、国内外の劇場やフェスティバルの取組などを追うドキュメンタリー番組の企画”が募集されている。第1次応募締切はいずれも11月4日。詳細はAWRDのサイトで確認を。
なお本プラットフォームは、国内外でイベントの企画・運営を行う制作会社・precogと文化庁が主催している。
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バリアフリー対応の芸術鑑賞プラットフォームが始動、動画コンテンツ募集中
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