「イソップ寓話集」をもとに、軽トラック1台で描く「libido: AESOP」

theater apartment complex libido: 「libido: AESOP」が9月に兵庫と鳥取、11月に千葉で上演される。

本作は、岩澤哲野、大蔵麻月、大橋悠太、緒方壮哉、鈴木正也による集団theater apartment complex libido: が、「イソップ寓話集」をもとに、“つくりばなし”の起源に迫る作品。6月から7月にかけて茨城・百景社アトリエにて行われた「libido:AESOP 0.1」、7月に鳥取・鳥の劇場で滞在制作と発表が行われた「libido:AESOP 0.5」を踏まえ、9月に「豊岡演劇祭2020 」のフリンジプログラムで「libido:AESOP 0.9」、「鳥取演劇祭13」で「libido:AESOP 0.99...」、11月には千葉・せんぱく工舎・庭にて「libido:AESOP 0」が上演される。

上演に向け、構成・演出を手がける岩澤は「今回の上演は野外のグラウンドで軽トラックを使った劇です。どんな場所でも軽トラック1台あればできる劇、というコンセプトで作っています。また、今回は寓話作家のイソップを題材にもしています。もちろんコロナ禍にも十分対応したものになっているかと思います。こんな状況だからこそ、いつも以上に創造を楽しんでいます」とコメントした。上演時間はいずれも最大で1時間程度を予定している。

岩澤哲野コメント

なぜ演劇をやるのか。コロナ禍で何度も何度も自問自答してきました。しかし何度回っても帰ってくるところは同じです。他の業種の全ての方々と同じように、演劇が仕事であり、今こそ表現という精神の豊かさの享受が必要だと信じているからであり、それが私に生きる意味を感じさせるからです。

今回の上演は野外のグラウンドで軽トラックを使った劇です。どんな場所でも軽トラック1台あればできる劇、というコンセプトで作っています。また、今回は寓話作家のイソップを題材にもしています。もちろんコロナ禍にも十分対応したものになっているかと思います。

こんな状況だからこそ、いつも以上に創造を楽しんでいます。