舞台「かがみの孤城」が、8月から9月にかけて、東京、大阪、愛知で上演される。
本公演は、辻村深月の小説「かがみの孤城」を、
成井が辻村作品を舞台化するのは、2017年に初演された「スロウハイツの神様」以来、2度目となる。辻村は「成井さんは、私に学生時代からそんな濃密な舞台体験をたくさんプレゼントしてくれた、魔法使いのような演出家です。その成井さんと“オオカミさま”がどんな『かがみの孤城』へ私たちを案内してくれるのか、わくわくしながら待っています!」と成井に期待を寄せ、成井は「他人が怖くなって家から一歩も出られなくなった少女が、クラマックスで叫ぶ『生きて!』という言葉。この言葉に、僕は震えるほど感動し、即座に舞台化したいと思いました。心の中でそっと『生きづらさ』を感じているすべての人に見てほしい、勇気の出るファンタジー」とコメントした。
また、生駒は「ニュースから新しい生活様式と言う言葉を耳にし、実際に動き出す世の中を見ている中で、今後演劇がどの様になっていくのか、分からないところもたくさんありますが、変わらずあるのはお客様の“楽しい”になる事。精一杯努力して参ります。楽しみに待っていてください!」と意気込みを述べ、溝口は「舞台上で皆様にしっかりと作品の魅力をお伝えできるよう精進し、邁進して参ります! 劇場でお待ちしております!」と来場を呼びかけた。
舞台「かがみの孤城」は、感染症対策を講じたうえで、客席を半分にして行われる。公演は8月28日から9月6日まで東京・サンシャイン劇場、18日から20日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、22日に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールにて。なお、本作は配信も予定されている。
辻村深月コメント
「かがみの孤城」を書き上げた時に、願ったことはひとつ。
この本を読んでいる間だけは、皆が主人公のこころたちとこの城で一緒に過ごしている気持ちになって、ここを自分の居場所だと思ってほしい、ということでした。
そして、実はその思いを届けるのに「舞台」はなんて打ってつけの場所だろう、とひそかに思ってきました。皆がそれぞれに闘う現実がある中、ともに集まり、舞台上に創り出された孤城で過ごす。鏡の中をくぐりぬけてやってくる非現実のひと時は、おもしろい舞台を観て、そこで濃密な時間を過ごすことと、とてもよく似ています。
今回、そんな「孤城」を舞台上に構築してくださるのは、成井豊さん。成井さんは、私に学生時代からそんな濃密な舞台体験をたくさんプレゼントしてくれた、魔法使いのような演出家です。その成井さんと“オオカミさま”がどんな「かがみの孤城」へ私たちを案内してくれるのか、わくわくしながら待っています!
成井豊コメント
「かがみの孤城」は辻村深月さんが2017年5月にポプラ社から出版し、その年の本屋大賞を受賞した傑作です。他人が怖くなって家から一歩も出られなくなった少女が、クラマックスで叫ぶ「生きて!」という言葉。この言葉に、僕は震えるほど感動し、即座に舞台化したいと思いました。心の中でそっと「生きづらさ」を感じているすべての人に見てほしい、勇気の出るファンタジー。ご来場を心からお待ちしています。
生駒里奈コメント
今回、安西こころ役を務めます生駒里奈です。
まず、演劇が出来る事が本当に嬉しいです。ニュースから新しい生活様式と言う言葉を耳にし、実際に動き出す世の中を見ている中で、今後演劇がどの様になっていくのか、分からないところもたくさんありますが、変わらずあるのはお客様の“楽しい”になる事。
精一杯努力して参ります。
楽しみに待っていてください!
溝口琢矢コメント
「かがみの孤城」は中学時代に自分が抱いていた「不安」や「恐れ」といった感情を思い起こす作品でした。はじめは戸惑いましたが、どんどんと作品に引き込まれていき、読み終わった後には不思議と晴れ晴れとした気持ちになれました。これがこの作品の持つ力なのだと今は確信しています。舞台上で皆様にしっかりと作品の魅力をお伝えできるよう精進し、邁進して参ります! 劇場でお待ちしております!
NAPPOS PRODUCE 舞台「かがみの孤城」
2020年8月28日(金)~9月6日(日)
東京都 サンシャイン劇場
2020年9月18日(金)~20日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2020年9月22日(火・祝)
愛知県 刈谷市総合文化センター 大ホール
原作:辻村深月「かがみの孤城」(ポプラ社刊)
脚本・演出:
出演:
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