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それぞれの“ヤマ”に見立てて楽しんで、オレンヂスタ「黒い砂礫」

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オレンヂスタ「黒い砂礫」が、3月14日から22日まで愛知・七ツ寺共同スタジオで上演される。

愛知・名古屋を拠点に活動するオレンヂスタは、昨年2019年に結成10周年を迎えた劇団。作・演出をニノキノコスターが手がける本作では、登山をモチーフに、現代社会の承認欲求や社会や家族のつながり、男女の性差や女性の社会進出における障害などを描き出す。とある女性登山家が、世界第2の標高を誇る山・K2で行方不明になった。生存が絶望視される中、同行していた登山家が彼女の日記を持って帰国し……。

ニノキノコスターは「ただ一本のザイル(ロープ)がどれだけの救いとなるか、そもそも我々は何故登るのか。当劇団が昨今取り組んできたコンテンポラリーダンスやオブジェクトパフォーマンスと融合させ、描いていきます。お客様それぞれの『ヤマ』に見立てて楽しんで頂ければ幸いです」とメッセージを送っている。

なお3月14日14:00開演回、16日14:00開演回、20日19:00開演回、21日19:00開演回では、終演後にアフターイベントを実施。このうち16日のイベントは“劇作家TALK”と題し、ゲストにPlant Mの樋口ミユ、劇団あおきりみかんの鹿目由紀を迎える。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

ニノキノコスター コメント

この物語は、実在した或る人物をモチーフにしています。知名度は一定あったようですが、同業者からは一切功績を認められていません。明確なルール無きスポーツ「登山」の慣習を踏みにじった、と見做されているからです。それは肥大した自己承認欲求や金銭が招いた不運ともいえますが――その人物の性別を変えることで、一層抗いようのない差が浮きぼりとなりました。故に、登山界だけでなく、演劇界や音楽界、また別の業界にも共通する「ヤマ」の物語になりました。
ただ一本のザイル(ロープ)がどれだけの救いとなるか、そもそも我々は何故登るのか。当劇団が昨今取り組んできたコンテンポラリーダンスやオブジェクトパフォーマンスと融合させ、描いていきます。お客様それぞれの「ヤマ」に見立てて楽しんで頂ければ幸いです。

オレンヂスタ 第9回公演「黒い砂礫」

2020年3月14日(土)~22日(日)
愛知県 七ツ寺共同スタジオ

作・演出:ニノキノコスター
出演:今津知也、宮田頌子、伊藤文乃、スズキカズマ / 松竹亭ごみ箱、大脇ぱんだ、菊池綾、俊平、本田歩夢 / 喜連川不良、藤原孝喜、中居晃一 / 坂本あずき、暁月セリナ

※坂本あずきと暁月セリナはWキャスト。

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