平成を駆け抜けた“おっさん”たちの物語、「会社の人事」演出は佐藤信

「会社の人事～歌なき平成の歌 / 令和アンダーグラウンド」が、1月12日から20日まで神奈川・若葉町ウォーフで上演される。

これは、劇作家・演出家の佐藤信らを中心に運営される若葉町ウォーフの主催公演。犬井邦益が書き下ろした本作では、平成を駆け抜けた“おっさん”たちの物語が展開する。会社を退く日を迎えた男は、時空の歪みに現れたバーに迷い込み……。

演出と美術を佐藤が担当し、出演者には龍昇、流山児★事務所の塩野谷正幸、大西一郎、平泳ぎ本店丸山雄也、服部容子、牧凌平が名を連ねた。佐藤は上演に向け、「いまを生きるわたしたちの得体の知れない不安と居心地の悪さを、新鮮な現代『企業』の言葉で描き出すこのテキストを、新旧二世代の俳優たちとともに、若葉町ウォーフならではの新鮮なエンターティメントとして、時代に向かって送り出したい。ご来場をお待ちしています！」とコメントしている。

佐藤信コメント

犬井邦益さんの「会社の人事－歌なき平成の歌 / 令和アンダーグラウンド」は、文字通りわたしたち若葉町ウォーフにあてて書き下ろされた。テキストには、大岡川の流れのほとりに建つウォーフの建物そのものと、わたしたちがこの小さなアートスペースに託そうとしている「物語」への、作者の深い洞察とファンタジーとがこめられている。
いまを生きるわたしたちの得体の知れない不安と居心地の悪さを、新鮮な現代「企業」の言葉で描き出すこのテキストを、新旧二世代の俳優たちとともに、若葉町ウォーフならではの新鮮なエンターティメントとして、時代に向かって送り出したい。ご来場をお待ちしています！