第32回OMS戯曲賞、大賞は中辻英恵「初心者のための永遠」

第32回OMS戯曲賞の選考結果が発表され、中辻英恵「初心者のための永遠」が大賞に輝いた。

また、竹田モモコ「川にはとうぜんはしがある」が佳作を受賞したことも明らかになった。大賞の受賞者には正賞の賞状と副賞の賞金50万円、佳作の受賞者には正賞の賞状と副賞の賞金10万円が贈呈される。

1994年に創設されたOMS戯曲賞は、関西圏で次代を担う劇作家を発掘すると共に、過去に受賞歴のある劇作家も選考の対象とした戯曲賞。第32回OMS戯曲賞では、応募総数37作品の中から、「初心者のための永遠」「川にはとうぜんはしがある」、久野那美「それは、満月の夜のことでした」、武田操美「蛇含草ホテル」、田辺剛「留守」、田宮ヨシノリ「くじらのいびき」、水上宏樹「たった1人の。」が最終候補作品に選ばれていた。選考委員には、佐藤信、鈴木裕美、佃典彦、土田英生、樋口ミユが名を連ねている。