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中川晃教らがCD発売に喜び「ジャージー・ボーイズ」は“宝物、青春”

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左から福井晶一、中川晃教、中河内雅貴。

左から福井晶一、中川晃教、中河内雅貴。

ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」2018年版キャストのCDが本日11月11日に発売され、これを記念した特典お渡しイベントが東京・シアタークリエで行われた。

イベントには2016年の初演、2018年の再演に、チームWHITEとして出演したフランキー・ヴァリ役の中川晃教、トミー・デヴィート役の中河内雅貴、ニック・マッシ役の福井晶一が出席。お渡し会の前には、別会場にて囲み取材が実施された。

ライブ音源が使用された本CDには、歌唱部分だけでなく拍手やセリフの一部も収録。中川は「ライブ録音ですが音質がよくて、きれいな音を楽しんでいただけます」とアピールし、中河内は「聴いただけで当時を思い出しました。スタッフさんは編集に苦労したと思いますが、素敵なシーンを残してくださってうれしい」と笑顔を見せる。また「アッキー(中川)の声を形に残せてよかった」と言う福井は、本作の2018年公演がちょうど1年前の11月11日に千秋楽を迎えたことに言及し、「1年お待たせしましたが、いいものができました」と出来栄えに自信をのぞかせた。

囲み取材では、それぞれが改めて上演を振り返る場面も。ダンサーとしての経験を持つ中河内は、歌唱が重要な役割を果たす本作に出演が決まった際の心境を「“歌の怪獣”と言われる方々と肩を並べるプレッシャーで、『マジかよ』と思っていました」と苦笑いしつつ、率直な思いを吐露。また、美しいハーモニーを作るために練習を重ねたことに触れ、「『ジャージー・ボーイズ』は人生の宝物だと、今は自信を持って言えます」と話す。さらに中河内は「この間、外国人の演出家さんに『ジャージー・ボーイズでトミーを演じた』と話したら『ああ、そうだろうね!』と言われました(笑)」とエピソードを披露した。

「若いキャストと一緒に燃え尽き、青春を過ごした気持ち」と感慨深げな表情を見せたのは福井。福井は「どのチームも奇跡的なキャスティングだった。ニックを通じて、自分では見つけられなかった魅力を引き出してもらいました」と述懐し、「CDを聴いたら当時がよみがえって涙が出ました。『ジャージー・ボーイズ』はこれからも僕の中で生き続ける作品です」と思いを口にした。

今年9月に来日したフランキー・ヴァリのコンサートを訪れたと言う中川は、「“天使の歌声”と称される理由が初めてわかった」と感動を語る。フランキー役を演じるため、フランキー・ヴァリ本人の独特の発声を身に着けたことを振り返りながら、中川は「技術を大事に、2018年公演は声の精度を高めるつもりで演じていました。でもご本人の歌を聴いて、『これは技術ではなく、フランキー・ヴァリの唯一無二の声だ』と思って」と話し、「今後は自分でなければ出せないフランキーの声で演じたい、という目標ができました」と言葉に力を込めた。

囲み取材が終了するとキャストたちはシアタークリエに移動し、お渡し会に参加。抽選で選ばれた200名のファンとハイタッチしながら、「ありがとうございます!」「CD、お待たせしました!」とにこやかに声を掛けていた。

2016年7月に日本初演された「ジャージー・ボーイズ」は、第24回読売演劇大賞で最優秀作品賞、最優秀男優賞を受賞したミュージカル。2016年の初演版、2018年の再演版では、いずれも藤田俊太郎が演出を務めた。2018年版はチームWHITE、チームBLUEのWキャスト制で上演され、チームWHITEには中川、中河内、海宝直人、福井、チームBLUEには中川、伊礼彼方、矢崎広、spiが参加していた。

なお「ジャージー・ボーイズ」は来年2020年7・8月に東京・帝国劇場で上演されることが決定しており、フランキー・ヴァリ役の中川が続投する。

ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」

2020年7・8月
東京都 帝国劇場

脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーディオ
詞:ボブ・クルー
演出:藤田俊太郎

キャスト

フランキー・ヴァリ:中川晃教

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