足フェチの老人を通して“死の超克”描く、劇団印象「瘋癲老人日記」スタート

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劇団印象-indian elephant-「瘋癲老人日記」が、昨日10月2日に東京・小劇場B1で開幕した。

劇団印象-indian elephant- 第24回公演「瘋癲老人日記」より。(撮影:菅原康太)

劇団印象-indian elephant- 第24回公演「瘋癲老人日記」より。(撮影:菅原康太)

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劇団印象-indian elephant- 第24回公演「瘋癲老人日記」より。(撮影:菅原康太)

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劇団印象-indian elephant- 第24回公演「瘋癲老人日記」より。(撮影:菅原康太)

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鈴木アツト率いる劇団印象-indian elephant-は、“遊びは国境を越える”を信念に掲げて活動する団体。本公演では、谷崎潤一郎が“老人の生と性”を描いた小説「瘋癲老人日記」を舞台作品として立ち上げる。77歳の老人は息子の妻の足に異常な執着を見せるが……。

本作の構成・演出を手がける鈴木は本作について「足フェチの老人の滑稽な生き様を通して、人間が死をどのように超克するのかという普遍的な問いを、投げかけたい」と意気込みを述べている。上演時間は約1時間30分、公演は10月6日まで。

鈴木アツト コメント

「瘋癲老人日記」は、《老人の生と性》を主題にしており、高齢化社会の今だからこそ一層おもしろく感じられる作品です。どんなに財力を持っている者もやがて老い、社会的な弱者へと転落する。高齢者という社会的な弱者になった時に、自分の性や死をどのように考えるのか? 僕らは、足フェチの老人の滑稽な生き様を通して、人間が死をどのように超克するのかという普遍的な問いを、投げかけたいと思っています。

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劇団印象-indian elephant- 第24回公演「瘋癲老人日記」

2019年10月2日(水)~6日(日)
東京都 小劇場B1

原作:谷崎潤一郎
構成・演出:鈴木アツト
出演:近童弐吉 / 落合咲野香、杉林志保、松田珠希、宮山知衣、山村茉梨乃 / 吉岡あきこ、岡田篤弥

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ルチル @RutileQuartz

行きます!
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