“ありったけの希望と叶わぬ嘘で”あなピグモ捕獲団が2011年の作品を再構築

あなピグモ捕獲団「アンダーグラウンドファンクQUEST」が、10月12日から14日まで福岡・ぽんプラザホールで上演される。

本作は、2011年にあなピグモ捕獲団が東京で上演した「アンダーグラウンドファンク」を再構築して立ち上げるもの。脚本・演出を務める福永郁央は、初演版の執筆当時を「2011年3月11日、我々はまだ東京にあって、その災害を受けた。福島から約300キロ離れた我々も揺れた」「今から約8年前の話。ありったけの希望と叶わぬ嘘を書いた」とチラシ裏で振り返る。さらに福永は「今、振り返って約1400キロ離れた我々はもう揺れはしない。それでも、体に響いた重低音の音楽が今でも聞こえてくる。鮮やかなファンクとなって聞こえてくる。そのファンクに揺れながら、加筆、改編、再編。今あるありったけの希望と叶わぬ嘘で、新作です。どうしたって、我々はいつまでも揺れ続けているのだから」と思いをつづった。

なおあなピグモ捕獲団のFacebookでは、公演の予告動画を公開中だ。