HANA'S MELANCHOLYは一川華が作劇、大舘実佐子が演出を手がける“シアトリカルユニット”。第2回公演となる今回は、“自己と他者の性”をテーマとした一川の短編戯曲3作が上演される。大舘は上演に向け、「自分たちのアイデンティティーである“女性性”を通して、更に奥深くにある本来の人間の性の神秘性・暴力性に触れ、お客様と考える時間に出来たらいいと思っています」とコメントした。
魔法少女になりたかった“私”を描く一人芝居「プロスティ・ガール」を
一川華コメント
女性としての生き辛さを謳う演劇は沢山あるけれども、それはすごくつまらないな、と思う。私たちは女や性について描くことが多いけれど、自分たちをフェミニストだと思ったことは一度もありません。自分たちのアイデンティティーである“女性性”を通して、更に奥深くにある本来の人間の性の神秘性・暴力性に触れ、お客様と考える時間に出来たらいいと思っています。三作品、それぞれに挑戦がありますが、その中でも演劇関係者からのセクハラを元に書いた「ベッシー / アンド / ベッサー」がちょっと面白くておすすめです。演劇を利用して、小さく告発してみたいと思う。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
HANA'S MELANCHOLY vol.2「深奥と夢鬱 The Well」
2019年8月16日(金)・17日(土)
東京都 アトリエ第Q藝術
作:一川華
総合演出:大舘実佐子
「プロスティー・ガール」
演出:
出演:田中杏佳
「ベッシー / アンド / ベッサー」
演出:大舘実佐子
出演:角田萌夏、小川哲也
「partially」
演出:太田陽
出演:溪美智、環、近藤まこと、増田野々花
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HANA'S MELANCHOLYの短編集「深奥と夢鬱」、テーマは“自己と他者の性”(コメントあり)
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