コムレイドプロデュース公演「神の子」が12月15日から30日まで東京・本多劇場で上演される。
「神の子」は、
作・演出を手がける赤堀は、上演に向け「本多劇場に豪華なキャストが集結して、あの距離感で生々しい芝居を目撃できるのは稀有なことだと思います。多分面白いものになると思うので、来てもらえたら嬉しいです」とコメント。大森は「赤堀君の作品は、どこか退廃している気持ちや絶望感など、僕らの世代の臭いが垣間見えて、切り取られている部分に共感出来ます。人を寄せ付けない空気もあるけれど、そこが観に来るお客さんには刺激なのではないかと」と赤堀に信頼を寄せる。
さらにヒロイン役を務める長澤は「赤堀さんの描く世界は日常の中に溢れているもので、観た人の心に住み着くものだと思います。私はそれにすごく惹かれていましたし、興味もあったので、演出を受けられることはとても楽しみです」と期待を述べ、田中は「まだどういう作品になるかわからないけど、素敵な役者が集まって、赤堀君テイストが出れば楽しい作品になると思います」と思いを語った。
東京公演のチケット販売は10月12日にスタート。なお本作は、2020年1月に愛知・福岡・広島・大阪・長野・静岡でも上演される。
赤堀雅秋コメント
最初は、哲司さん発信で、光石(研)さん、南朋ちゃんで舞台をやろうという企画にお声がけいただいて、純粋に嬉しかったです。もともと哲司さんも南朋ちゃんも大好きな役者さんで、そういう人とどんな作品になるかもわからない所からモノ作りを一緒にできるなんてそんな幸せなことはないです。
キャスティングは哲司さん、南朋ちゃんと話していく中で、ヒロインに長澤さんの名前が挙がって、まさか受けてもらえるとは夢にも思わず。僕自身の今までの作品を見てくれた上での信頼なのか、哲司さん、南朋ちゃんが顔を揃える安心感があるということもあって、大好きな役者さんたちばかり参加してくれて嬉しいです。本多劇場に豪華なキャストが集結して、あの距離感で生々しい芝居を目撃できるのは稀有なことだと思います。
多分面白いものになると思うので、来てもらえたら嬉しいです。
大森南朋コメント
「同じ夢」は、とにかくいろんなことを探りながら少しずつ組み立てて、すごく独特の世界を創り上げることが出来たという印象が残っています。いろんな仕事がありますが、こうやって定期的に哲司さん赤堀君と舞台を出来るのは楽しいですし、純粋に挑戦が出来る場所。そのうち大喧嘩するかもしれないですけど(笑)、仲が良い間はずっと続けたいですね。キャスティングでは、長澤さんにお願いしたいと思いまして。「お久しぶり、大森です、赤堀君の作品興味ありますか?」ってメッセージを送ったら、「はい、興味あります。」だけ返信が来ました。返事がすごく淡泊で、もし違う人だったらどうしようと思い、バッタリお会いした時に聞いたらちゃんとご本人だったので安心しました(笑)。
赤堀君の作品は、どこか退廃している気持ちや絶望感など、僕らの世代の臭いが垣間見えて、切り取られている部分に共感出来ます。人を寄せ付けない空気もあるけれど、そこが観に来るお客さんには刺激なのではないかと思います。
そんな赤堀君の作品にこれだけのキャストが集まり、すごく楽しみですし、大事な時間にしたいです。このメンバーが集まって、面白くないわけがない! みんなギリギリの芝居をして、アブナイ感じになると思いますので、ぜひ劇場まで足をお運びください。
長澤まさみコメント
「同じ夢」と「鳥の名前」を観に行っていて、どちらにも好きな先輩しか出ていなくて、しかもすごく好きな空気感の漂う作品で、赤堀さんの作るものが好きなんだろうなぁと漠然と感じていたんです。今回、南朋さんからメールを頂いたのはとても嬉しくて、以前共演した時からもう随分長い時間がたっているし、哲司さんも去年の夏の舞台を観に行った時に、一緒にお芝居したいなと思っていたので実現するのが嬉しいですし、とにかく好きな先輩方に囲まれてお芝居するのが楽しみです。赤堀さんの描く世界は日常の中に溢れているもので、観た人の心に住み着くものだと思います。私はそれにすごく惹かれていましたし、興味もあったので、演出を受けられることはとても楽しみです。
まだどんな作品になるかは本当にわからないけれど、“感じられるもの”を届けたいと思います。
頑張らないと!!と思っています。
田中哲司コメント
もともとは、光石研さんと二人で飲んでいて、一緒に舞台をやりたいですね、という話から、光石さんには赤堀君が合うのではないかと思い浮かび、大森君も参加してくれることになって、「同じ夢」が上演されたんです。でも実際にやったら僕の方が楽しくなってしまって、今回実現することになりました。
赤堀君の作品は、なんとなく地方都市で、人生に行き詰った人たちの小さな物語というイメージがある。僕も田舎育ちですごく懐かしいような世界を描くので、見るのも大好きです。僕自身、翻訳ものの舞台に出ることが多く、「同じ夢」の時は本当に楽しかった。ハキハキしゃべるようなセリフではなく、日常会話の様に話すせりふが多く、ミスしてもかんでもいい、あまり練習もしないようにしていました。普段舞台でできないような芝居を思う存分やらせてもらえる、映像との間というか、かといってやっぱり舞台、そういうところが楽しいですね。
今回は完ぺきなキャスティング。まだどういう作品になるかわからないけど、素敵な役者が集まって、赤堀君テイストが出れば楽しい作品になると思います。
コムレイドプロデュース公演「神の子」
2019年12月15日(日)~30日(月)
東京都 本多劇場
2020年1月7日(火)~9日(木)
愛知県 ウインクあいち
2020年1月13日(月・祝)
福岡県 福岡国際会議場
2020年1月16日(木)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
2020年1月18日(土)・19日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2020年1月23日(木)
長野県 サントミューゼ
2020年1月25日(土)・26日(日)
静岡県 浜松市浜北文化センター
作・演出:
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