能をベースに世界中の“類似する物語”をミックス、架空畳「カノン、頼むから~」

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架空畳「諧謔能楽集・I カノン、頼むから静かにしてくれ」が、6月20日から23日まで東京・BUoYで上演される。

架空畳 FLIP SIDE♯03「諧謔能楽集・I カノン、頼むから静かにしてくれ」チラシ

架空畳 FLIP SIDE♯03「諧謔能楽集・I カノン、頼むから静かにしてくれ」チラシ

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架空畳は、2006年に小野寺邦彦が結成した団体。昨年18年の神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバル戯曲コンペティションにて、小野寺の戯曲「モダン・ラヴァーズ・アドベンチャー」が最優秀賞を獲得し、今回が受賞後の第1作目となる。

架空畳が小さな空間で実験的な公演を試みるシリーズ“FLIP SIDE”の1作である本作は、日本の古典芸能である能をベースに、ギリシャ神話や世界中の民話などの“類似する物語”をミックスし、再構築するもの。夜啼鳥篇・土喰蛇篇の2チーム制で、各チームごとに約30分の短編が3本、オムニバス形式で上演される。

上演に際し小野寺は、「能楽のバリエーションにあるストーリーのほぼ全ては、世界各国に残る物語から類似のものを挙げることができます。架空畳の今回の公演では、そのことを検証し、実証します」「そうすることで、何が物語で、何がそうではないのか……その片鱗が見える気がするのです。見飽きた歴史を乗り越えるための『新しい現代演劇』の片鱗が」とコメントした。

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架空畳 FLIP SIDE♯03「諧謔能楽集・I カノン、頼むから静かにしてくれ」

2019年6月20日(木)~23日(日)
東京都 BUoY

作・演出:小野寺邦彦

キャスト

夜啼鳥篇:岩松毅、田村友紀、江花実里 / 大浦孝明、林大輔、大迫綾乃、佐々木千枝子、佐藤桃子、本田真唯、平川千晶

土喰蛇篇:石井田拓己、川上献心、田尻祥子、下間晃弘、小池舞、木村友哉、長井健一、若尾颯太、椎葉恵、金澤摩耶 / 岩松毅、田村友紀、江花実里

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森澤勇司Yuji Morisawa @yuji_morisawa

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