本日3月9日、ミュージカル「プリシラ」が東京・日生劇場にて開幕。それに先がけて昨日8日、同劇場でゲネプロと会見が実施された。
本作は1994年公開の映画を原作とした、オーストラリアが舞台のミュージカル。仕事も私生活もうまくいかないドラァグクイーンのティック(
劇中では、海辺の街から砂漠のど真ん中にあるカジノまで、約3000kmの旅が繰り広げられる。「I say a Little Prayer」「Material Girl」「True Colors」「Hot Stuff」などのディスコミュージックに乗せて、カラフルな衣装を身に着けた出演者たちが華やかなパフォーマンスを披露。さらにティック、アダム、バーナデットの3人が抱えるさまざまな問題が、徐々に明らかになっていく。
山崎は、父親としての自信が持てないティックの葛藤を、伸びやかな歌声と豊かな表情で繊細に表現する。ゲネプロでアダム役を演じた古屋は、ダンサーたちを従えてパワフルでセクシーなダンスを披露し、観客を魅了。花柄のワンピースを着こなす陣内は、誇り高きバーナデットをチャーミングに演じる。3人の、テンポの良いコミカルなやり取りにも注目しよう。
ゲネプロ前に実施された会見には山崎、ユナク、古屋、陣内に加え、演出を手がける
「『Are you crazy?』と思われるくらいノリよくやりたい!」と意気込みを述べるのはユナク。Wキャストについて、「僕の持っていないところを古屋くんが、古屋くんの持っていないところを僕が持っていると思います。仲良くなれてうれしい」と語ると、陣内が「本当は“バチバチ”よ!」と口を挟み、ユナクが「違う! もうー!」と続けて、笑いが起きる一幕も。
対する古屋は、ユナクを「カッコいいお兄さん。よく韓国語で電話をされていましたが、表に立ちながら事務所の社長もされていてすごいなあと」と称賛する。作品については、「人々が関わることで命が輝いていく作品。観ると力が湧いてくると思います」と述べ、「最近元気がないとか、朝がつらいなとか感じている方はぜひ来てほしいです。……待ってるわよ!!」とアピールした。
陣内は写真を撮影する報道陣に「今はCGで顔とかきれいにできるんでしょう? 頼んだわよ!」とバーナデットになりきって呼びかけ、会場を笑いで包む。観客に向けては「コルセットを着けてるんだけど、もう“ボンレスハム”よ! 大河ドラマの鎧より大変なんだから……死ぬ思いでやっているので、観に来ていただけたら」と呼びかけた。
「再演があるとは思わなかった」と明かす宮本は、「正直言って、バカバカしい作品だと思います。でもバカバカしいだけでなく、笑いや涙、愛がグワッと迫ってくる。初演では予想以上にお客様からドカンドカンと反応をいただけて、会場は異様な雰囲気でした!(笑)」と、好評だった前回公演を振り返る。再演に際しては「この2年で社会の意識が大きく変化した。皆さんの見る目も変わったと思いますし、作品が深いものになりました。時代の大きな変わり目に上演できてよかった」と感慨深げに語った。
本作の出演者には、ほかに
なお本公演ではカーテンコールでの写真撮影が可能なほか、一部上演回では出演者と一緒に歌って踊れるイベントや抽選会などが行われる“プリシラナイト”を実施。詳細は公式サイトで確認しよう。
ミュージカル「プリシラ」
2019年3月9日(土)~30日(土)
東京都 日生劇場
演出:
翻訳:
訳詞:及川眠子
キャスト
ティック(ミッチ):
アダム(フェリシア):
バーナデット:
DIVA:
DIVA:
DIVA:
ミス・アンダースタンディング:
ボブ:
マリオン:
シンシア:
シャーリー:
ICHI
大音智海
鈴木ゆま
砂塚健斗
高木裕和
堀部佑介
陣慶昭
瀧澤拓未
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