Kバレエ設立20年周年シリーズの一環として上演される「ベートーヴェン 第九」と「アルルの女」。「ベートーヴェン 第九」は、熊川がカンパニー設立10年目の2008年に創作に挑んだシンフォニックバレエで、“母なる星・地球”の誕生とその歴史、現代社会、未来をも示唆する“悠久の物語”が繰り広げられる。約2年ぶりに熊川自身も登場する今回は、振付を一新して上演される。またローラン・プティの代表作の1つ「アルルの女」全編を披露するのは、Kバレエとしては今回が初となる。
「ベートーヴェン 第九」のリハーサルには、クライマックスとなる第四楽章にて、熊川とWキャストで主演を務める
続く「アルルの女」のリハーサルには、フレデリ役の
また小休止の間に、ルイジが翻訳機を使って「すみません、私は日本語が話せません」と発言し、場を和ませる一幕も。宮尾は“アルルの女”に恋い焦がれ、死へと向かっていくフレデリを情熱的に演じ、荒井はフレデリに献身的な愛を注ぐ許嫁のヴィヴェットをやわらかに表現。本番さながらの濃厚なドラマが描き出された。
Kバレエ「『ベートーヴェン 第九』・『アルルの女』」は、2月3日まで東京・Bunkamura オーチャードホールにて。
Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Winter 2019「『ベートーヴェン 第九』・『アルルの女』」
2019年1月31日(木)~2月3日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール
芸術監督:
指揮:井田勝大
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
「ベートーヴェン 第九」
演出・振付:熊川哲也
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「交響曲 第9番 ニ短調 作品125」
出演:熊川哲也 /
「アルルの女」
振付:ローラン・プティ
振付指導:
音楽:ジョルジュ・ビゼー
フレデリ:
ヴィヴェット:中村祥子 / 荒井祐子 /
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