シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」のチラシビジュアルが公開された。
お披露目されたビジュアルには、耳男役の
なお本作のムビチケカードの販売は、本日11月3日に開始される。シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」は、来年2019年4月5日より東京・東劇ほか全国で公開。
野田秀樹コメント(チラシ裏面より)
薨(みまか)りし後の夢「野田版 桜の森の満開の下」がシネマ歌舞伎に登場するにあたっては、世紀に跨る物語がある。
前世紀、1998年の正月、故中村勘三郎と、歌舞伎の新作ができないものかと、ワークショップをやった。その際に、歌舞伎役者らが、私の現代劇「贋作・桜の森の満開の下」をベイスに何らかの形を作り、現代劇の役者らが木村錦花作「研辰の討たれ」を何らかの形にした。その時は、どちらもまだまだ歌舞伎にできるような代物にはならなかったが、それでもその時に得た手応えから、換骨奪胎した2001年の「野田版 研辰の討たれ」が生まれた。勘三郎とはその後、いつか「桜の森の満開の下」も歌舞伎にしようと話していた。その夢叶わぬままに勘三郎は「薨(みまか)」ることとなった。その「死」の上に乗っていた「夢」が、形になったのが去年の夏だ。勘三郎は、世を去る数年前「シネマ歌舞伎の『野田版 鼠小僧』、見た? それが思いのほかいいのよ。あれはあれで一つの形だよ」と情熱たっぷりに話していた。
このシネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」には、一見、勘三郎は何一つ関わってはいない。だがその根底には、彼が歌舞伎に賭け続けた情熱がある。世紀に跨る彼の歌舞伎への熱量でここに生まれている。
シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」
2019年4月5日(金)~
東京都 東劇 ほか全国公開
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まだまだ先やけど、楽しみ。ムビチケだけ買っておこう。