演出は新派の桂佑輔、劇團旅藝人が挑む“生き生き、ゴーリキー”「どん底」

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劇團旅藝人「どん底」が、10月4日から7日まで東京・ザムザ阿佐谷で上演される。

劇團旅藝人「どん底」チラシ表

劇團旅藝人「どん底」チラシ表

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劇團旅藝人は、2005年に故・石坂重二によって設立された演劇プロデュースユニット。“生き生き、ゴーリキー。”をキャッチコピーに掲げる本作では、翻訳・演出を劇団新派の桂佑輔が手がけ、津軽三味線の生演奏や舞踏などを交えながら、貧民窟に暮らす人々の生きざまを描き出す。

桂は上演に際し、「私は灯火が好きです。全てを照らす太陽のもとでは何の役にも立たないけれど、暗い夜道では、明日を照らす希望そのものになります。もしそれを『真実』と呼ぶのだとすれば、ゴーリキーは『どん底』に何を見つけ、何を願ったのか? 1902年、モスクワを興奮の渦に包み込んだ光の煌めきを、2018年の東京で、再びあざやかに灯します」とコメントしている。

桂佑輔コメント

時代や土地が遠く離れた場所の作品を上演したり、
家にいても面白い作品と出会える現代に、わざわざ演劇を作ることの意味。
俳優の立場を離れ、演出家として作品に関わっていると、
いつも以上に「演劇の意味」について向き合わざるを得ません。
私は灯火が好きです。
全てを照らす太陽のもとでは何の役にも立たないけれど、
暗い夜道では、明日を照らす希望そのものになります。
もしそれを「真実」と呼ぶのだとすれば、ゴーリキーは「どん底」に何を見つけ、何を願ったのか?
1902年、モスクワを興奮の渦に包み込んだ光の煌めきを、2018年の東京で、再びあざやかに灯します。
「生き生き、ゴーリキー。」
きっと、美しいガラス細工を胸に抱えて帰っていただけるような公演にします。
是非劇場へお越しください。

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劇團旅藝人「どん底」

2018年10月4日(木)~7日(日)
東京都 ザムザ阿佐谷

原作:マキシム・ゴーリキー
訳・演出:桂佑輔
出演:嶋隆静、加納明、富真道、飯尾広海、俊えり、福田英和中島佐知子、家紋健大郎、糸原舞、野村龍一、長紀榮、雅楽川巖、狩野美彩子、松谷聡達、山口祥平、小島健吾 / 邱太郎

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松谷聡達@演者が生活できる仕組み作り @sowtatsu

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