「演劇的な、余りに演劇的な」は、芥川龍之介の「文芸的な、余りに文芸的な」を下敷きに、この論評で論じられた“小説とは何か”という問いを演劇に置き換えて名付けられた作品。また鈴木忠志の「劇的なるものをめぐって」へのオマージュでもあるほか、ゲーテの「ファウスト」、芥川の「魔術」「少年」、谷崎潤一郎の「少年」、サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」、そして能の「邯鄲」など、さまざまな作品から引用したテキストがコラージュされている。
上演にあたって、主宰の
なお本作は、同劇場で開催されているダンスプログラム「D-zoneフェスティバル2018」の参加作品にラインナップされている。
松本一歩コメント
タイトルだけ見ると、なんだかこむつかしい感じもありますが、それを根こそぎ吹き飛ばしてしまうようなノリノリの俳優たちのゴリゴリのパワーポップ、という作品です。会場がセッションハウスですから、普段ダンスは観るけれど演劇はあまりご覧にならないという方々にも楽しんでいただけるような作品になると思います。
とは言いつつも、素材を集める時も、稽古場でいろいろ試す時にもしみじみ「演劇が好きだなあ」という気持ちでつくっています。
願わくはおなじように演劇が、舞台が好きだなあという方々にも観て頂けたら、とても幸せだなあと思います。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
D-zoneフェスティバル2018参加作品 平泳ぎ本店「演劇的な、余りに演劇的な」
2018年6月16日(土)
東京都 神楽坂セッションハウス
構成・演出:
出演:小川哲也、鈴木大倫、二ノ戸新太、松永健資、
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