ステージナタリー - 舞台・演劇の最新ニュースを毎日配信

不正受給を隠せ!山寺宏一が嘘をつきまくる「Cash on Delivery」本日から

89

ラフィングライブ 第3回公演「Cash on Delivery」より。

ラフィングライブ 第3回公演「Cash on Delivery」より。

山寺宏一水島裕野坂実による演劇ユニット・ラフィングライブの「Cash on Delivery」が、本日11月29日に東京・博品館劇場にて開幕。これに先駆けて同日に公開ゲネプロが行われた。

2015年に「パパ、アイ・ラブユー!」で旗揚げした同ユニットの、1年ぶりの公演は、マイケル・クーニー作の喜劇「Cash on Delivery」。エリック・スワン(山寺)は妻のリンダ(高垣彩陽)とロンドン東部の家で暮らしており、靴屋で働くノーマン(水島)に2階を間貸ししている。とある週末、エリックはリンダと一緒にノーマンの結婚式に出席するはずだったが、突然社会保障省に電話し、ノーマンが死んだと告げる。実はエリックは2年前に失業したことを周囲に隠し、国の保障制度であらゆる手当を不正受給して生活していたのだ。エリックが嘘を取り繕おうとしていると、社会保障省の調査員ジェンキンズ(岩崎ひろし)が突然訪ねてきて……。ノーマンを巻き込んで不正受給を隠そうとするエリック。嘘をごまかそうとすればするほど、関係者たちが次々とエリックの家に引き寄せられ、二人は更に嘘を重ねていく。

痛風を装って杖をついたり、声色を使い分けたりしながら必死に不正受給を隠すエリックを、山寺は膨大なセリフを操って演じる。一方の水島は、嫌々ながらもエリックとともに嘘をついて、事態を更に複雑にしてしまうノーマンをコミカルに演じ、笑いを誘った。

エリックの叔父で不正受給の共犯者でもあるジョージ役の横島亘は、茶目っ気たっぷりに場をかき回す。また、斉藤こず恵は厳格な上司ミズ・クーパーを貫禄たっぷりに演じ、彼女に頭が上がらない実直な役人ジェンキンズ役を、岩崎ひろしは体を張って表現した。さらに夫に女装趣味があると勘違いするリンダ役の高垣は、激昂する妻を好演。ノーマンの婚約者ブレンダ役を演じた越川詩織も、怒ったり泣いたりと浮き沈みの激しい演技で場を盛り上げる。

嘘と勘違いが幾重にも折り重なって笑いを誘うコメディ。上演時間は休憩込みの約2時間30分。公演は12月3日まで。

ラフィングライブ 第3回公演「Cash on Delivery」

2017年11月29日(水)~12月3日(日)
東京都 博品館劇場

作:マイケル・クーニー
翻訳:小田島恒志
演出:野坂実
出演者:山寺宏一高垣彩陽岩崎ひろし、横島亘、斉藤こず恵、折笠富美子小形満高橋広樹、越川詩織/水島裕

ステージナタリーをフォロー