映画「散歩する侵略者」メインビジュアル公開、青空を不穏な雲が覆う

黒沢清が監督する映画「散歩する侵略者」のメインビジュアルが公開された。

公開されたのは、主人公の加瀬鳴海（長澤まさみ）と侵略者に乗っ取られた夫・加瀬真治（松田龍平）が、海を見つめてたたずむ様子。「世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。」というキャッチコピーと共に青空を不穏な雲が覆い尽くそうとしている。また一家惨殺事件を追うジャーナリストの桜井（長谷川博己）が、世界の混乱に巻き込まれながらも、困難に立ち向かって行く姿が描かれている。

「散歩する侵略者」は、前川知大率いるイキウメが2005年に初演し、上演が重ねられてきた人気作。映画版は第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された。出演者には高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史らも名を連ねている。日本では9月9日よりロードショー。北米やフランス・オランダ・ベルギー・中国など世界21カ国で公開される。また、夏帆、染谷将太、東出昌大らが出演するスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」が、9月にWOWOWで放送・配信される。