風間杜夫の一人芝居、最新作のテーマは世界平和

「風間杜夫ひとり芝居『ピース』」が、9月3日に開幕する東京・俳優座劇場での公演を皮切りに、全国8カ所で上演される。

1997年の「旅の空」にはじまり、これまで6作が制作されてきた風間杜夫の一人芝居。2003年の3部作一挙上演では、文化庁芸術祭演劇部門大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、バッカーズアワード演劇奨励賞を受賞。2010年には5時間15分におよぶ5部作を一挙上演し、話題を呼んだ。

世界平和をテーマとした第7弾「ピース」の主人公は、東京の下町で小さな葬儀社を営む男・武藤万作。彼は2年前の事故で妻と娘を失って以来、酒浸りの日々を送っていた。そんなある日、警察からシリア人の葬儀の依頼が。故人の持ち物の中にはコーランと怪しい紋章が入っていて……。

東京公演は9月3日から10日まで。その後、兵庫・福岡・大分・長野・栃木・青森・岩手へと巡演する。東京公演のチケットは6月16日10:00に発売。