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「あずみ」川栄李奈の500人斬りに、鈴木拡樹「千秋楽まで座長についていく」

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「あずみ 戦国編」ゲネプロより、川栄李奈演じるあずみ。

「あずみ 戦国編」ゲネプロより、川栄李奈演じるあずみ。

「あずみ 戦国編」が、明日11月11日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕。初日を控えた本日11月10日、報道陣向けにゲネプロが公開され、キャストの川栄李奈鈴木拡樹早乙女友貴、小園凌央、有森也実星田英利、演出の岡村俊一が囲み取材に応じた。

小山ゆうのマンガ「あずみ」シリーズを原作とする本作では、2015年9月に上演された「AZUMI 幕末編」から時をさかのぼり、関ヶ原の戦いを終えたあとの乱世を舞台に物語が繰り広げられる。2005年、2006年に黒木メイサ主演で上演された「あずみ」シリーズのリメイクにあたり、前作「AZUMI 幕末編」で好演した川栄が再び、幼い頃より刺客として育った主人公・あずみを演じる。

前作の「AZUMI 幕末編」では100人斬りに臨み、今回は“500人斬り”に挑む川栄は「殺陣の量が本当に多いのですが、ただやみくもに斬っているわけではなくて。それぞれ思いを抱えた殺陣になっているので物語全体を観てほしいです」と意気込む。

そんな川栄に対して、演出の岡村は「去年もそこそこやれたと思っていたけど、こんなにできるとは。もう教えることがありませんでした」とコメント。続けて「よくアイドル崩れみたいな言われ方するけど、とんでもない。そんなこと言う奴は観に来て。女優の感受性ってこういうことを指すんだっていうのを、川栄が体現してくれています」と絶賛する。

あずみを見守り続けるうきは役の鈴木も「稽古場で誰より強いと感じたのが、川栄座長の姿。最後までずっと戦い続け、1人で乱世を生き抜く姿に引っ張られて僕たちもここまで来られていると思うので、千秋楽まで座長の背中についていけるようにがんばりたいと思います」と川栄を見つめ、性別不詳の刺客・最上美女丸役を演じる早乙女も「本番が楽しみです」と続く。

一方、豊臣秀頼役を演じる小園について岡村は「ものすごく下手! でも独特な味というか面白さ、華があるので楽しめます」とコメント。それを受けて小園は「毎日このようなことを言われ続け、メンタルも強くなりました」「この現場は僕のことを“独特な個性”で片付けようとします」と漏らし、記者たちの笑いを誘う。秀頼の母、淀の方役を演じる有森は、すかさず「この初々しさは今しか見られませんので、ぜひこの瞬間を目に焼きつけていただければ」とフォローした。

ゲネプロは、星田演じる忍びの飛猿が乱世への突入を知らせる場面からスタート。フライングで宙を舞い、敵をなぎ倒していくうきはに引き続き、黒いマントを羽織ったあずみがセンターから登場。剣を高く掲げ、激しい立ち回りで豊臣陣営の加藤清正らと渡り合った。

やがてあずみをつけ狙う美女丸も加わり、長い黒髪を翻しながら華麗な剣さばきで容赦なくあずみの仲間を叩きのめす。川栄は、仲間を奪われてもなお剣を握りしめようと自らを奮い立たせるキャラクターを多彩な表情で造形。鈴木も気を吐く迫力の場面が多く、川栄の演技に応戦していた。公演は11月27日まで。

「あずみ 戦国編」

2016年11月11日(金)~27日(日)
東京都 Zeppブルーシアター六本木

原作:小山ゆう(「あずみ」小学館刊)
演出:岡村俊一
出演:川栄李奈 / 鈴木拡樹 / 早乙女友貴、小園凌央、斉藤秀翼三村和敬 / 山本亨 / 吉田智則、久保田創 / 有森也実(友情出演) / 星田英利 ほか

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