12月に上演される「剣豪将軍義輝~戦国に輝く清爽の星~」の制作発表が、本日11月4日に都内で行われた。
本作は、教科書には載らないような歴史上の出来事を面白く表現する「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の第3弾。将軍でありながら、戦乱の世を無双の剣士として生きた足利義輝の生涯を描く、宮本昌孝の長編歴史小説が原作だ。
制作発表には、主演の
朽木鯉九郎役を演じる山本は「これまでのシリーズで1番立ち回りの多い作品になるのでは」と明かし、「剣術師範の役なのでしっかり集中して挑みたいです」とコメント。また石井は「立ち回りがあるお芝居でも、立ち回らずにほんわかした役をやることが多いので……」とおどけつつ、「座組の方々の力をお借りして、いつもと違った一面を見せられたら」と宣言した。
続く井深は「このシリーズでは、演じる側の僕たちも歴史を勉強することができるので、今回はどんなことが学べるのか楽しみです。『義輝についてもっと知りたい』とお客さんにも思ってもらえるような作品にしたいです」と答え、斎藤道三役の小須田は「道三役は大御所の俳優さんが演じることが多いので緊張していますが、『僕の道三もよかったな』と思っていただけるように精進します」と真摯に語った。
日吉丸役の白又に対し、第1弾「マルガリータ~戦国の天使たち~」で豊臣秀吉役を演じた山崎が「日吉丸ってことは、俺の若かりし頃を演じるってこと!?」と反応し、会場の笑いを誘う。さらに第2弾「幻の城~戦国の美しき狂気~」にも出演した星野が「前作は産後で大変な時期でした。『幻の城』はそんな私を救ってくれた作品なので、本当に感謝しています」と述べると、すかさず山崎が「演劇ってリハビリじゃないからね!?」とツッコみ、制作発表は終始和やかに進行した。
公演に向け、本作の舞台となる京都や滋賀を訪れたというキャスト陣。義輝のゆかりの地を巡った感想を問われ、染谷は「義輝の痕跡はあまり多くはないので少し寂しく感じましたが、『かつて剣豪将軍と言われた武将がいたんだぞ』ということを舞台で示したいです」と力強くコメント。また本日行われた読み合わせを経て「もう離さない」という義輝のセリフが印象に残ったと答え、「本番をお楽しみに」と観客にアピールした。
前後編の2部構成となる「剣豪将軍義輝~戦国に輝く清爽の星~」は、前編が12月8日から14日まで東京・EX THEATER ROPPONGIにて、後編は2017年初夏に上演予定だ。また舞台の背景となる歴史の基本知識を学ぶ勉強会が、11月6日に東京・PASELA RESORTS GRANDEで行われる。
「剣豪将軍義輝~戦国に輝く清爽の星~」勉強会
2016年11月6日(日)
東京都 PASELA RESORTS GRANDE
2016年11月6日(日)12:30~
MC:長谷川ヨシテル、
ゲスト:
2016年11月6日(日)15:00~
MC:長谷川ヨシテル、石井智也
ゲスト:染谷俊之、
「剣豪将軍義輝~戦国に輝く清爽の星~」前編
2016年12月8日(木)~14日(水)
東京都 EX THEATER ROPPONGI
原作:宮本昌孝(「剣豪将軍義輝」徳間文庫刊)
脚本:鈴木哲也
演出:斎藤栄作
監修:
出演:染谷俊之 /
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