ミュージカル「しゃばけ」の記者会見が、本日8月27日に東京・サンシャイン劇場で開催され、出演者の
ミュージカル「しゃばけ」は、畠中恵のファンタジー時代小説が原作。江戸時代を舞台に主人公の一太郎と妖(あやかし)たちの交流が描かれる。ミュージカル版の脚本は神楽澤小虎、演出と音楽は
病弱な主人公・一太郎を演じる植田は、「僕自身は、“健康系チビ”なので、一太郎のイメージとは違うかもしれないですが(笑)」と口火を切り、会見の冒頭から笑いを誘う。またデビュー10年目となる自身の芸能生活にも触れ、「原点に戻って作品づくりがしたいです」と意気込んだ。さらに共演者の滝川、中村に向けて「お2人にはデビュー当時からお世話になっていますが、(しゃばけの現場では)僕が面倒を見ることになるのかなと。お世話係がんばります」とコメントし、親密な関係性をアピール。これを受けた滝川は、「僕は一太郎に仕える佐助役。ご覧の通り、役作りはいらないかな(笑)。植田には日頃から愛を注いでいるので」と植田の肩を優しく叩いた。
また仁吉役の中村は、「僕が演じる役は、“切れ長で整った顔”という設定なので、すでに役作りはばっちり」とおどけてみせ、「あとはメイクさんの力を借りて、役を作り上げていきたいと思います」と自信たっぷりにコメント。対して屏風のぞき役の藤原は、「屏風のぞきってどんな妖怪だろう、と思って調べたのですが、『屏風を上から覗く妖怪』としか書いてなかったんですね。……これだけじゃよくわかんないっす!」と困惑した様子を見せながらも、「一太郎と屏風のぞきは仲良しということで、植ちゃん(植田)と相談しながらがんばります!」と元気いっぱいに誓った。
一太郎の幼馴染・栄吉役の相澤は、菓子屋の跡取りにも関わらず、あんこ作りが苦手という栄吉にならって「あんこを作ってみた」というエピソードを披露。福井も相澤のコメントに続けて、「僕もまだおいなりさんを作ったことがないので、本番までに作ってみたいです」と笑顔で語った。
鈴彦姫役の大平は、「普段からかわいらしい役をいただくことが多いのですが、『あれ? これ女の人じゃない? ついに性別の壁を越えたか!』とびっくりしました」と明かし、「ドラマ版では早乙女太一さんが演じられていたので、立ち居振る舞いから勉強しなければ」と真摯な姿勢を見せた。日限の親分役の川下は、自身の役どころについて、「しゃばけに登場するキャラクターの中で、一番人間くさい人物」と分析。「役作りに関しては、普段の自分のままでよさそうなので、今から気をゆるめてます(笑)。気軽に観に来てくださいね」と、観客にメッセージを送った。
また会見では、家鳴役のキャストを子役が担当することや、家鳴役の一般公募が検討されていることも明らかになった。ミュージカル「しゃばけ」は、2017年1月19日から29日まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演される。
※記事初出時、一部日程に誤りがありました。訂正しお詫びいたします。
ミュージカル「しゃばけ」
2017年1月19日(木)~29日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター
原作:畠中恵「しゃばけ」(新潮文庫刊)
脚本:神楽澤小虎
演出・音楽:
出演:
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