ミュージカル「しゃばけ」が、本日1月19日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて開幕。これに先がけゲネプロが報道陣に公開され、キャスト9人が取材に応じた。
畠中恵のファンタジー時代小説シリーズを原作とする本作。江戸時代を舞台に、主人公・一太郎と妖(あやかし)たちの交流が描かれる。ミュージカル版の脚本を
ゲネプロは、一太郎とお稲荷さんに仕えている妖の鈴彦姫(
植田は病弱な一太郎を、咳込むなど頼りない動きを重ねることで表現。しかし物語が進むにつれ強い意志を見せ始め、終盤では伸びやかな歌声を聴かせるなど、一太郎の成長ぶりを感じさせた。また、滝川は大きな体を生かした豪快な身振りで、血気盛んな佐助を熱演。中村は終始シリアスな表情で、博学で冷静沈着な仁吉をクールに演じた。また、ところどころで登場する鳴家(やなり)を演じる子役たちのダンスや歌声にも注目したい。
それぞれ意気込みを語った囲み取材で、植田は「一太郎と同様に、周りの人に支えられ今日を迎えました。とても素敵な環境で作品づくりができたということを改めて感じました」とキャストを見渡す。稽古中の印象的なエピソードを問われ、「(滝川)英治さん、(中村)誠治郎さんはやってみて見つかることがあるというより汲み取ってやってしまう。何も言わずにできてしまう関係性があるんですよね」と紹介した。
滝川は「この弱々しい若旦那、植田圭輔を命に代えてでも守り通しますよ!」と宣言。中村は「人気小説が原作ですので、ミュージカルをやることでより多くの方に愛される作品になれば」と笑顔を見せた。屏風のぞき役の
中でも大平は、登場する妖の中で唯一女性の格好をしているキャラクター。役作りについて「女性のキレイなしぐさを目で追ってしまうといいますか、そういう風に役作りをしてきました」と答えると、植田から「そういう風って、雑かよ!」とツッコミが飛んでいた。
公演は1月29日まで。なおこのほど、1月26日の公演がニコニコ生放送で2月上旬に配信されることが決定。劇中のナンバーを収録したライブ音源によるCD、本編と特典映像で構成されるDVDも、7月26日に発売される。
ミュージカル「しゃばけ」
2017年1月19日(木)~29日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
原作:畠中恵『しゃばけ』(新潮文庫刊)
脚本:
演出・音楽:
出演:
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真理 @maribanimari
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