“成長”見せる「NARUTO」再演で佐藤祐吾、ブレイクダンス取り入れた殺陣も

3344

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」が、本日7月30日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて幕を開けた。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。

大きなサイズで見る(全25件)

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。佐藤祐吾演じるロック・リー。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。佐藤祐吾演じるロック・リー。[拡大]

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」は、2015年3月から6月にかけて上演され、このたびが約1年ぶりの再演となる。新キャラクターとしてロック・リーが登場することが、初演と大きく異なる点だ。演じるのはミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンにて聖ルドルフ・木更津淳役を演じ、秋からの「舞台『弱虫ペダル』~箱根学園新世代、始動~」にて東堂尽八役に抜擢された佐藤祐吾。2幕冒頭でのナルトが寝坊するシーンには新たにロック・リーも加わり、舞台の左右で対照的な演技が繰り広げられた。もちろんリー特有の“自分ルール”を課した特訓のシーンも。さらに戦いのシーンでは、体術を駆使した殺陣を披露する。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。(左から)佐藤流司演じるうちはサスケ、松岡広大演じるうずまきナルト。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。(左から)佐藤流司演じるうちはサスケ、松岡広大演じるうずまきナルト。[拡大]

「ライブ・スペクタクル」と冠されたこの舞台の最大の特徴は、数々の特殊演出。ダンスやアクロバット、殺陣、マイムに加えて、新たにビジュアルポイが採用された。ポイとはジャグリングの一種で、紐の片端に重りがついた道具を回して演技をするというもの。ポイにはLEDが仕込まれており、平行に回転させることで映像を見せることができる。この演出は、サスケの風魔手裏剣、白の魔鏡氷昌などに使用されている。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。(左から)悠未ひろ演じる大蛇丸、木村達成演じる薬師カブト。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。(左から)悠未ひろ演じる大蛇丸、木村達成演じる薬師カブト。[拡大]

またナルトが使う影分身の術を表現したLEDダンスも健在。影分身たちが客席通路に降りてくるため、席によってはあたかも影分身たちが自分を取り囲んでいるかのような気分になれる。そのほかプロジェクションマッピングやエアリアル、トランポリンを使った演出なども、初演から引き続き採用された。さらに振付を手がけたやまだしげきは、大蛇丸の化身としても出演。

ゲネプロ前には、うずまきナルト役の松岡広大、うちはサスケ役の佐藤流司、ロック・リー役の佐藤祐吾がステージナタリーの取材に応じた。松岡は初演と再演の違いを「目に見えるポイントもあるんですけど、役者1人ひとりの気持ちは確実に違います。より深みのある芝居にしていけたら」と語る。また佐藤流司は「自分もサスケとしていろんなことにチャレンジしましたし、新たなパフォーマンスもありますけど、なんといっても今回は新キャラがいますから。そこは初演を見たお客さんでも目に見えて違うところですね」と話し、「うまく振っといたから」と佐藤祐吾を見やる。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。須賀健太演じる我愛羅。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」ゲネプロの様子。須賀健太演じる我愛羅。[拡大]

それを受け佐藤祐吾は「リーは最初から好きで。周りとはやっぱり違うところにいて、違う努力の仕方とかもしてるので」と、自身が演じるキャラクターへの愛情を語り、「周りのみんなは忍術でアピールしますけど、僕は殺陣をつけてもらったので、そこに注目してほしいです」とアクションについて言及する。殺陣を付けたのは、ファイティングコーディネーターとしてもクレジットされている、イルカ先生役の市瀬秀和。アクションはほぼ初体験だという佐藤祐吾は「市瀬さんがつけるアクションはその人の特技や、できる最大限のパフォーマンスを組み込んでくれていて、なおかつ何十公演もあるから安全も考えてくれて。役者1人ひとりに合ったパフォーマンスを殺陣にしてくれているので、そこも見てほしいです」と話した。またブレイクダンスの経験があるという佐藤祐吾は「『こんな技ができます』と(市瀬に)やってみせたら殺陣に組み込んでくれた。やっといてよかったです」とうれしそうに語った。

佐藤祐吾演じるロック・リーのビジュアル。

佐藤祐吾演じるロック・リーのビジュアル。[拡大]

再演からの参加となる佐藤祐吾に対し、佐藤流司は「リーは冒頭でウケを狙えるシーンがあるから、欲しがらないように」とアドバイス。これには松岡も「的確だね(笑)」と笑い、佐藤祐吾も「欲張らず(笑)」と頷いた。また松岡は「体をハードに使う演目なので、ヤバくなったら言ってください」と優しい言葉をかける。

最後に松岡は「劇場に入ったら木ノ葉の旗があったり、何から何まで『NARUTO-ナルト-』の世界に浸れると思います。初めて観る方も観たことある方も、いい意味で裏切りたいという気持ちがあります。前回を見た方には、『あのままで終わってないよ』というのをしっかり見せたいですね。1年を通して役者個人個人の成長もあると思うので、感じてもらいたいです」と自信を伺わせる。佐藤流司は「『NARUTO-ナルト-』に出てくる忍たちの、3次元ならではの姿みたいなものを楽しみにしてほしいし、初演から来てくれてるお客さんには何が違うのか探しながら観てほしい」とメッセージ。佐藤祐吾は「僕は初演を見逃してしまってDVDで見たんですが」と前置きし、「DVDで観ても面白かったんですけど、再演ということで、前回見逃した人には生で見るっていうことを楽しんでもらいたいです。舞台ならではの、キャラクターが目の前で生きてるっていうところを楽しんでもらえたらと思います」と呼びかけた。

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」ビジュアル

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」ビジュアル[拡大]

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」は、8月7日まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、8月13日から28日まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演されたのち、10月から12月には、上海、杭州、北京、長沙、広州、深センの中国6都市でキャストを替えたワールドツアー公演を行う。

この記事の画像(全25件)

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」

2016年7月30日(土)~8月7日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2016年8月13日(土)~28日(日)
東京都 AiiA 2.5 Theater Tokyo

原作:「NARUTO-ナルト-」岸本斉史(集英社 ジャンプコミックス刊)
脚本・演出:児玉明子
振付:やまだしげき
アクロ振付:吉野和剛
衣裳:西原梨恵
殺陣:栗原直樹
マイム指導:いいむろなおき

キャスト

うずまきナルト:松岡広大
うちはサスケ:佐藤流司
春野サクラ:伊藤優衣

我愛羅:須賀健太

はたけカカシ:君沢ユウキ
三代目火影:平川和宏
うみのイルカ:市瀬秀和
薬師カブト:木村達成

桃地再不斬:内田朝陽
白:今村美歩

山中いの:藤木かおる
奈良シカマル:小林辰也
秋道チョウジ:加藤諒
犬塚キバ:飯山裕太
油女シノ:植田慎一郎
日向ヒナタ:高橋紗妃
ロック・リー:佐藤祐吾

大蛇丸の化身:やまだしげき

自来也:梅垣義明
大蛇丸:悠未ひろ
ほか

全文を表示

関連する特集・インタビュー

関連記事

松岡広大のほかの記事

リンク

関連商品

(c)岸本斉史 スコット/集英社 (c)ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2016

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 松岡広大 / 佐藤流司 / 伊藤優衣 / 須賀健太 / 悠未ひろ / 市瀬秀和 / 小林辰也 / 君沢ユウキ / 平川和宏 / 木村達成 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします