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「クジラの子らは砂上に歌う」雨男の赤澤燈、「恵みの雨になれば」と意気込む

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舞台「クジラの子らは砂上に歌う」公開ゲネプロの様子。(c)「クジラの子らは砂上に歌う」舞台製作委員会

舞台「クジラの子らは砂上に歌う」公開ゲネプロの様子。(c)「クジラの子らは砂上に歌う」舞台製作委員会

舞台「クジラの子らは砂上に歌う」が、本日4月14日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。初演前にはフォトセッションと公開ゲネプロが行われた。

「クジラの子らは砂上に歌う」は砂に覆われた世界で、砂上に浮かぶ巨大な漂泊船・泥クジラに暮らす少年少女を描いたファンタジー。主人公のチャクロたちが、ある島で感情のない少女・リコスに出会うことから物語は動き出す。梅田阿比による原作マンガを、このほど松崎史也の脚本・演出により舞台化。巨大な砂漠や泥クジラが登場する壮大なスケールの世界観や、「サイミア」と呼ばれる超能力を使った戦闘が、2.5次元ならではの演出で再現されている。

フォトセッションではチャクロ役の赤澤燈、リコス役の前島亜美、オウニ役の山口大地、スオウ役の崎山つばさが挨拶。山口は「『クジ砂』という作品はアニメ化もされてないので、キャラクターが動いたりしゃべったりする姿を皆さんが想像できないと思うんですよ。だけど(舞台では)僕ら役者、アンサンブルのみんな、演出の(松崎)史也さん、スタッフの皆様で一緒にキャラクターのそれぞれの人生を具現化してます」と仕上がりに自信を覗かせる。崎山は「今回の舞台は、役者として『生きてるな』って感覚がすごくあります。身体を使って表現できることを全部やったりとか、布を船に見立てたり、ほかにもいろんなものに変わったりとか。そういう『演劇って素敵だな』っていうのが見どころかな」とアピールした。

「今とても盛り上がっている2.5次元の舞台に出演させていただくことがうれしくて、始まる前からワクワクしています」と喜びを表していたのは前島。「原作を読ませていただいて稽古していく中で、ホントに『クジ砂』が心から大好きになりました。好きだからこそもっとたくさんの方に『クジ砂』のよさを知っていただきたいと思って、毎日稽古をがんばってきました」と作品への愛を語る。

座長を務める赤澤は、本日の天気が雨模様だったことに対して「僕、すごい雨男なんですよ。ここ最近、出る舞台の初日はほとんど雨なんです」と告白して笑わせつつも、「でもこの作品の『泥クジラ』という船で暮らす人たちの中では、雨は生活水としてすごく貴重な恵みの雨なんですね。だからこの公演にとっても恵みの雨になればいいなと思ってます」と意気込む。そして「この舞台は何がいいって、もちろん作品もいいんですけど、人がいいんですよ。ここに集まってる人(フォトセッションに登場した9人)も裏にスタンバイしてる人も、アンサンブルと言われる方も、1人ひとりが自立して同じ方向を向いて、ひとつの作品を作っていくっていうスタイルがすごく素敵で」とコメントし、最後には「1人でも多くの方に観ていただきたいのはもちろん、広がって広がって、原作ももっと知名度が上がっていけばいいなと思うので、この作品を通して届けて、広げていければなと思っております」と前を見据えた。

舞台「クジラの子らは砂上に歌う」

2016年4月14日(木)~19日(火)
東京都 AiiA 2.5 Theater Tokyo

原作:梅田阿比「クジラの子らは砂上に歌う」(秋田書店「月刊ミステリーボニータ」連載)
脚本・演出:松崎史也

キャスト

チャクロ:赤澤燈
リコス:前島亜美SUPER☆GiRLS
オウニ:山口大地
スオウ:崎山つばさ
リョダリ:碕理人
オルカ:佐伯大地
サミ:宮崎理奈(SUPER☆GiRLS)
ネリ:大野未来
団長:五十嵐麻朝 ほか

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