A.B.C-Z橋本＆河合「コインロッカー」会見で衝撃のキスシーン披露

6月より全国4都市で上演される「コインロッカー・ベイビーズ」の製作発表会見が、本日4月12日に東京都内で開催。主演を務めるA.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人、共演の昆夏美とシルビア・グラブ、脚本・演出の木村信司が登壇した。

「コインロッカー・ベイビーズ」はコインロッカーに置き去りにされながらも奇跡的に生き残り、さまざまな運命を乗り越えて生きていく2人の子供たちを描いた村上龍のベストセラー小説が原作。橋本は感受性が強く後に歌手としてデビューするハシを、河合は頭よりも身体が先に動くキクを演じる。

この舞台への出演が決まったときの心境を尋ねられた橋本は「素晴らしい作品なので、それに出ることも、河合さんと一緒にお仕事できることもうれしかったです」と語り、河合は「原作を好きな人がすごく多いので、プレッシャーがありましたね。楽しみですけど不安もあります」と率直な気持ちを覗かせた。

登壇者たちはそれぞれが演じる役どころへの思いも吐露。ハシのスタイリストで彼と結婚する運命をたどる年上の女性、ニヴァを演じるシルビアは「ニヴァは年齢的にも、大きな問題を背負っている役柄。同世代の女性の思いも含みながら演じていきたい」と意欲を見せ、キクと恋に落ちる不思議な少女・アネモネを演じる昆は「キクとアネモネの2人にしかない空気感が繊細に描かれていくので、河合さんやカンパニーの皆さんと（舞台を）作っていけたらいいなと」と稽古への意気込みをアピールした。

恋人役を演じる河合と昆はこの会見が初顔合わせとのこと。河合は「僕めちゃめちゃ人見知りなんで、稽古中とかすごい静かですけど機嫌が悪いわけじゃないんで（笑）」と語るが、昆から「私も人見知りなんです」と返され「大丈夫かな？（笑） 人見知りの会を作りましょう」と提案するひと幕も。一方、同じくシルビアと初対面だったという橋本は「笑顔が素敵な方で『絶対優しい！』って思いました。安心しました」と話し、シルビアも「テレビでは見させていただいてましたけど、好青年で」と目を細めた。

この舞台にはキクとアネモネのキスシーン、ハシがほぼ全裸になるシーンなど、過激な見せ場も多数存在する。ここで「WAHAHA本舗の梅垣（義明）さんとのラップ越しのキスシーンしか経験がない」という河合と、同性愛者であるハシを演じる橋本がなぜか舞台の“予行練習”としてキスシーンを演じることに。「えっ、本当に!?」と狼狽する河合と「俺も本当はやりたくないよ！」と言いながらも先陣を切って椅子から立ち上がる橋本に、会見場は大爆笑に陥った。

河合は「せっかくやるんだから大きく（写真を）載せてください！」と報道陣に向けてアピールしてから、橋本と熱烈なキスを披露。顔を赤らめつつ「もう恥ずかしいものがなくなったので（笑）、舞台ではあれ以上のキスシーンができるかもしれません。素晴らしいキクを演じたいと思います」と気合いを新たにした。一方の橋本も「メンバーだから恥ずかしいですよね（笑）」と照れつつ、「いい意味で期待を裏切っていきたい」と本番に向けて意気込んだ。