劇団アンパサンドロゴ

由来を教えて!劇団名50 その19 [バックナンバー]

劇団アンパサンド

好きなものを盛り込んだらこうなった

4

37

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 6 22
  • 9 シェア

次々と新たな作り手が頭角を表す演劇界。数ある劇団の中から、ジャケ買いならぬ“劇団名買い”で観劇に行った経験はないだろうか。チラシやニュース、SNSなどで目にする劇団名は、シンプルなものから不思議な音の響きを持つもの、「どういう意味?」と目を引くものまでさまざまだが、それには名づけ主の希望や願い、さらには演劇的活動戦略が込められているはず。このコラムでは多彩な個性を放つ若手劇団たちの、劇団名の由来に迫る。劇団名が持つ秘密と共に、未来の演劇界を担う彼らの活動の軸を紐解いていく。

19番目に登場するのは、安藤奎を中心とする劇団アンパサンド。日常的な風景に突如不条理な世界が差し挟まれたり、絶妙な言葉選びに悶絶させられたり、ダイナミックな展開に驚かされたり……と予想を超える展開に、アンパサンド中毒になる人も多いとか。そんなアンパサンドの魅力は、今回の回答の1つひとつからも伝わってくる。

劇団アンパサンド(ゲキダンアンパサンド)

Q. 劇団名の由来、劇団名に込めた思いを教えてください。

アンパンとサンドウィッチが好きなので、アンパンとサンドウィッチを合わせた名前にしました。

なので、劇団名の通り、好きなものを盛り込んだ作品をつくるよう努めてまいりました。

ただ、よくよく考えるとアンパンとサンドウィッチを合わせたものは美味しくなさそうだということに気づき始めています。

Q. 劇団の一番の特徴は?

何気ない日常から始まり、いつの間にかとんでもないことになっているということが特徴だと思います。

なめくじに塩を食べさせようとしたら消えてしまったときのせつなさをベースにしています。

あと、よく小道具を使います。

ただ、小道具は作るのも大変ですし、壊れたらどうしようとおびえながら日々を過ごすことになるので、今後はなるべく小道具を使わないでいこうと思います。

Q. 今後の目標や観客に向けたメッセージをお願いします。

9月1日から10日に最新作「地上の骨」を上演します。

三鷹市芸術文化センター星のホールです。

たくさんのお客様に来ていただきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします!

2021年3月「かながわ短編演劇アワード」にて上演された、劇団アンパサンド「それどころじゃない」より。(撮影:松下哲也)

2021年3月「かながわ短編演劇アワード」にて上演された、劇団アンパサンド「それどころじゃない」より。(撮影:松下哲也)

プロフィール

2016年に安藤奎を軸に旗揚げ。2021年に俳優の深見由真菅原雪が加入した。「かながわ短編演劇アワード2021 演劇コンペティション」に出場。近年の作品に「それどころじゃない」「サイは投げられた」「されど止まらず」など。9月1日から10日まで新作「地上の骨」が上演される。

バックナンバー

この記事の画像(全2件)

読者の反応

  • 4

安藤奎 @kei_ando_

ナタリーさん、ありがとうございます! https://t.co/r0tYTnrmoz

コメントを読む(4件)

関連記事

劇団アンパサンドのほかの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 劇団アンパサンド / 安藤奎 / 深見由真 / 菅原雪 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします