家入レオ、噴水広場フリーライブで新社会人の決意新たに

4枚目のシングル「Message」をリリースした家入レオが、その発売を記念して昨日5月26日に東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にてフリーライブを実施。2000人の観客が会場に集まった。

会場には、池袋サンシャインシティがオープンするよりも早い8:00からファンが集まり始め、ライブが始まる15:00には吹き抜けの4階までぎっしりとファンで埋め尽くされた。噴水の水が勢いよく噴き出す演出とともに家入が登場し、この日のライブは「Shine」からスタート。歌い終えた後に彼女は「今日はほぼ360°のステージということで、会場の皆さんと一緒に、1つになっていきたいと思います」と挨拶。また噴水の演出について「皆さん大丈夫ですか？ 顔にかかったりしませんでしたか？」と、上の階のファンを気遣う一面も見せた。

2曲目と3曲目はアコースティックギターとキーボードが参加し、3人編成でパフォーマンス。「Message」のカップリング曲「Wake you up」を披露した際には「失恋したことを強がって話す友だちに『大丈夫だよ、泣いていいよ』って言う気持ちを歌にしました」という制作エピソードを明かした。また続く「Bless You」では、頭を抱えて膝から崩れ落ちるような仕草など、身体全体で叫びを表現する姿が観客の感動を誘っていた。

そしてラストは「高校を卒業して音楽の道1本になることに不安がなかったと言ったら嘘になります。そんなときファンの皆さんからのお手紙を読んで、1人じゃないんだ、と思うことができた。弱さを絆にするんじゃなくて、明日に向かって一緒に歩いていきたい。そういう思いで作った曲です。皆さんに届いてくれたらうれしいです」と語り、新曲「Message」を熱唱。周囲全方向を埋め尽くすファンの顔を1人ずつまっすぐに見据えながら歌った。

ライブ終演後に行われた囲み取材では、「今日は360°のステージだったので、普段のライブハウスとは全然違いましたね。こうやってファンの皆さんと1つになれるのはうれしいです。自分もすごくパワーをもらえましたし、これからも歌でパワーを返していきたいと思います」とコメント。また今春高校を卒業し、音楽活動にすべての時間を割くようになったことについて「高校生のときも音楽活動はさせてもらっていましたが、その時は“高校生”ということで周りに守られていたんだなと最近つくづく感じます。社会人になった今は、より自分に厳しくならなきゃと思います。甘えていられないな、と」と語り、社会人としての強い決意ものぞかせた。