「氣志團万博」初日、近藤真彦サプライズ出演に観客熱狂

氣志團が主催する野外フェスティバル「氣志團万博2012」初日公演が、昨日9月16日に千葉・袖ヶ浦海浜公園で行われた。

さまざまなジャンルのトップアーティストが登場し、2日間にわたって繰り広げられる今回の「氣志團万博」。初日はDJ OZMAによるオープニングパフォーマンスと開幕宣言で幕を開け、トップバッターとして登場したグループ魂は1曲目でいきなり大ヒット曲「君にジュースを買ってあげる」を披露して会場を沸かせる。しかしその後は強烈な下ネタナンバーばかりを連発し、午前中の晴天の公園とは思えない異様な雰囲気を作り出していた。

続く仙台貨物はイガグリ千葉（Vo）が「太陽の塔」のコスプレで登場し、オーディエンスを驚かせる。さらには「ベストアルバムを出します！ そしてツアーをやります！」といきなり発表し、ファンを狂喜させた。そんな個性的な3アーティストの後に登場した小泉今日子は「年齢と経験は誰にも負けません！（笑）」と語りながら、国民的ヒット曲ばかりで構成されたメドレーを熱唱。一方、10月にリリースするニューアルバム「Koizumi Chansonnier」の収録曲「100％」も披露し、現在のキョンキョンの音楽性もアピールした。

湘南乃風のライブでは、メンバーそれぞれの熱いメッセージとリズミカルなサウンドに乗せ、あらゆるアーティストのファンがタオルを振り回して盛り上がる。続くももいろクローバーZのステージは「労働讃歌」からスタート。中盤では学ランの上着を着用した5人が氣志團の「One Night Carnival」をカバーし、完璧な振り付けと可憐な歌声でオーディエンスを魅了した。岡村靖幸は「カルアミルク」で夕暮れ時のステージにぴったりな雰囲気を作り上げ「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」では会場中からハンドクラップが発生。彼のパフォーマンスにあらゆる層が酔いしれていた。

トリを飾った主催者、氣志團は「One Night Carnival」からステージを始め、その後も新旧さまざまな名曲を連発していく。綾小路翔は「こんなに素晴らしいアーティストたちが俺たちの街に集まってくれて、こんなにたくさんのみんなが来てくれて。本当にありがとう！」と何度もあいさつし、この日の奇跡のラインナップを改めて噛みしめている様子を見せた。

アンコールでは綾小路が「俺の夢が叶おうとしています。憧れのあの人が来てくれました！」とこの日のサプライズゲストを呼び込む。ここでステージに登場したのはビシッとリーゼントを決めた近藤真彦。会場中から割れんばかりの大歓声が起こる中、マッチは氣志團の演奏に乗せて「ハイティーン・ブギ」を熱唱し、観客を熱狂させた。そしてこの日の最後の曲として披露されたのは「氣志團万博2012」公式テーマソングでもある「SUPER BOY FRIEND」。ここではカラフルなリーゼント姿のももいろクローバーZがサポートダンサーとして加わり、氣志團とともにダンス。観客もステージ上と一体となって踊り続け、大盛り上がりのうちに初日が終了した。