モチーフは“古代図書館”豪華演出で彩った「S say」の世界
ライブのオープニングを飾ったのは、前回のツアー「H+」では最後に披露された楽曲「UMP」。アリーナでは開演時刻から7基の噴水が水を噴き上げていたが、この中からメンバー7人が登場するというサプライズでファンを驚かせた。有岡は「あけましておめでとう! 2026年もHey! Say! JUMPと楽しい1年にしましょう!」と笑顔で呼びかけた。
今回のツアーのセットは“S say”(エッセイ)というタイトルにふさわしく、1000冊の本を収納した古代図書館がモチーフ。高さ15mの巨大な時計台や螺旋階段も登場するなど3つの形に変化するセットが各曲の世界観を彩り、観客の没入感を高めた。「GHOST」では怪しく光る時計台の下で7人が歌い踊る中、観客が手にした自動制御型ペンライトの光がゴーストのイラストを描く。さらに巨大なLEDスクリーンを用いた映像演出でもムードを作り出し、「SUPER CRUISIN’」ではメンバーが大航海さながらに花道を練り歩く中でスクリーンにドラゴンが登場して火を吹く。同時にステージ前方にも炎が吹き上がり、観客を曲の世界へと誘った。
そんなゴージャスな演出に彩られ、メンバー7人の表現力豊かな歌声やダンスはさらに冴え渡る。「cowboy」では巨大セットをくまなく生かしたシアトリカルなパフォーマンスを繰り広げ、「Scale It Up」では7脚の玉座に腰掛けてクールなダンスを披露。スタイリッシュなステージングでファンを魅了する一方、ポップで親近感に満ちた一面を見せることも忘れない。「MATSURI☆FEVER」では法被をまとった7人が神輿型のトロッコに乗り込み、ドーム中を隅々まで煽って新年気分を盛り上げた。
MCではカウコン振り返り、“除夜カンお兄さん”の反省
MCでは公演前日の12月31日、同じ東京ドームで行われた「STARTO to MOVE COUNTDOWN CONCERT 2025-2026」の舞台裏をメンバーたちがトーク。有岡は「先輩にしてもらったことは受け継いでいかないと。なのでケータリングに来る子全員に『年越し蕎麦食え』って言う役をしてました(笑)。植草(克秀)さんにずっと言われてきたので」と語る。初出演となったtimeleszの篠塚大輝にも声をかけたところ「僕、(松島)聡さんと年を越してから食べる約束してるんです」と返されたという有岡は「『聡ちゃん連れてきたらいいじゃん』って言ったんだけど1人で戻ってきて『あの、聡さんもう食べてました』って……(笑)」と、後輩の切ないエピソードを明かして笑いを誘った。
伊野尾慧は2024年のJUMP単独カウントダウンライブで「encore」を披露した際に大ウケした「除夜の鐘、カンカーン!」というフレーズを今回のカウコンでも叫ぼうとしたところ、タイミングを誤って「カンカーン!」しか言えなかったと苦笑いで振り返る。山田涼介は「『JUMPでかまそうぜ』って話して、打ち合わせに打ち合わせを重ねたんですよ」とメンバーやスタッフと入念な準備をしていたことを告白。伊野尾は「映像で見たら、山田も大ちゃんもすごい微妙な顔してた……(笑)」とメンバーの反応にも触れつつ「また今年の年末に“除夜カンお兄さん”とお会いしましょう」と早くも1年後のリベンジを誓った。
カウコン恒例の“年男コーナー”にて行われた三輪車レースを回顧したのは髙木雄也と八乙女光。髙木は「この人速くない?」と見事優勝した八乙女の激走っぷりに感嘆するが、八乙女は「リハーサルでは全然漕げなくて、みっちー(道枝駿佑 / なにわ男子)がめっちゃ速かった。悔しくて本番でがむしゃらに走ったんだよ」とその心境を告白する。髙木も「若い順に着いてたよね(笑)」とリハーサルを振り返った。また八乙女はこの日、Xの個人アカウントを開設したことをアナウンス。すでにアカウントを所持している薮宏太から「すぐつぶやけるのが怖いから、ネットリテラシーを持って。誰も傷付かないようなXを心がけよう」と丁寧なレクチャーを受けていた。
ひと通り全員のトークが済んだかと思いきや、ほとんどしゃべっていなかったことを指摘された知念侑李はマイクを握り「さあ皆さん、2026年になりましたけど目標を持って生きていますか? 自分がいったい何をしているのかしっかり考えてお正月を過ごしていただけたら……」ともっともらしいトークを立て板に水のごとくに繰り広げつつ、長い花道をたった1人で往復した。メインステージに座り込んで知念の“漫談”に聴き入ったほかの6人はその堂々としたたたずまいを「すげえよ!」と絶賛。山田は「選挙じゃないよね?(笑)」と、知念の話術に恐れ入った様子を見せた。
伊野尾慧主演ドラマ主題歌を東京公演で初披露
また今回の東京公演からはセットリストに新曲「ハニカミ」が加わった。この曲は伊野尾が主演を務めるテレビ朝日系の新ドラマ「50分間の恋人」の主題歌で、恋が持つエネルギーを表現したポップなラブソング。Hey! Say! JUMPならではのさわやかなパフォーマンスに、観客はうっとりと見入った。
今回のツアーの目玉となったのは、指揮者を含めて総勢32名のオーケストラ“S say Orchestra”とのコラボレーションブロック。Hey! Say! JUMPが自身のライブでオーケストラと共演するのはこれが初となった。英アカデミー賞の生涯功労賞受賞者でもある作曲家の下村陽子が手がけたアルバム収録曲「S say -Sinfonia-」とともにステージのLEDパネルが開くとオーケストラの面々、そして白い大階段が姿を表し、ゴージャスなロングジャケットに身を包んだメンバー7人が階段へと上がっていった。このブロックで披露されたのは「DEAR MY LOVER」「愛よ、僕を導いてゆけ」そしてアルバムリード曲の「Symphony」といった楽曲。重厚なアンサンブルと7人の歌声が重なり、観客に深い感動をもたらした。
本編の最後、山田はメンバーを代表し「2026年の幕開けをファンの皆さんと迎えられるのはうれしいです。期待してください、2026年のHey! Say! JUMPはもっともっとみんなのことを笑顔にします」と挨拶。2027年に迎えるデビュー20周年のアニバーサリーに向け、さらなる前進を誓った。
Hey! Say! JUMPのTV・ラジオ出演情報
関連する人物・グループ・作品
Apostlefx @Apostlefx149409
@natalie_mu Amazing