telephonesたまアリ3時間ライブ「伝説は始まったばかり」

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the telephonesが今年最後となるワンマンライブ「SUPER DISCO Hits FINAL!!! ~そして伝説へ~」を、12月23日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催した。

the telephonesは、年末にふさわしいお祭りモード全開のパフォーマンスを披露。(撮影:古渓一道)

the telephonesは、年末にふさわしいお祭りモード全開のパフォーマンスを披露。(撮影:古渓一道)

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ライブ前半に披露された「A A U U O O O」の様子。the telephones、チアガール、お坊さんという異色のコラボレーションが実現。(撮影:河本悠貴)

ライブ前半に披露された「A A U U O O O」の様子。the telephones、チアガール、お坊さんという異色のコラボレーションが実現。(撮影:河本悠貴)

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「SUPER DISCO Hits FINAL!!! ~そして伝説へ~」の様子。(撮影:河本悠貴)

「SUPER DISCO Hits FINAL!!! ~そして伝説へ~」の様子。(撮影:河本悠貴)

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埼玉県出身の彼らにとって長年の憧れだった会場での初ワンマンとあって、この日のライブはバンドの歴史を網羅する集大成的な内容となった。各メンバーの幼少期から現在までの写真をスクリーンに映し出すという意表をついたオープニングのあと、天井からつるされた巨大なミラーボールが光を放ち始める。それに続いて、いつものように色とりどりのアフロを被ったメンバー4人がステージへ。石毛輝(Vo, G, Syn)は「埼玉! みんな、伝説を目撃してくれ」と宣誓すると「Monkey Discooooooo」を高らかに響かせた。

いきなりのディスコチューンに会場は沸騰。さらにチアガールとお坊さん姿の男性が歌詞にあわせて踊った「A A U U O O O」、岡本伸明(Syn, Cowbell)と同じ青いラメシャツと黒のスキニーパンツを着用したダンサーたちがカウベルを鳴らした「Baby, Baby, Baby」と、これまでにないユニークな演出がオーディエンスを驚かせる。「Baby, Baby, Baby」では、アリーナエリア中央に設置された小さなステージに岡本が移動し、激しいダンスでオーディエンスの熱狂を加速させた。

ひとしきりディスコナンバーを投下すると、石毛は「埼玉県北浦和からやってきましたthe telephonesです。今日はマジでありがとう!すげえ景色」と感慨深そうに会場を見渡す。続けて「夏にニューヨークに行ってきました。それもここに立つためです」と口にして、「Punk Is Not Heavy Metal」「Just One Victory」など最新アルバム「Rock Kingdom」からの楽曲を立て続けに披露した。

「全国にはいろんなアリーナがあるけど、さいたまだけ『スーパー』が付いてるの。今日ここが『さいたまスーパーウルトラアリーナ』になってるのは君たちのおかげ。今日は今年一番声を出させてやる! 覚悟しとけ!」という岡本の煽りに続いたのは、長島涼平(B)のグルーヴィなベースが光る「SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!」。ド派手なレーザーが飛び交う中、4人は激しく動き回りながら熱演を繰り広げた。中盤は「ライブハウスモード」ということで、松本誠治(Dr)のドラムソロを挟みながら「Used Skin」「fu~shit!!!」「DaDaDa」といったインディーズ時代のナンバーを連発した4人。合間に「ようこそライブハウスさいたまスーパーアリーナへ!」という松本の名言も飛び出し、大きな盛り上がりをみせた。

後半戦に入る前に石毛は来場者に感謝を伝えつつ、今回のライブに空席があることを正直に告白。「でも1回目でこれだけ人が来てくれてうれしいです。次回は2階を埋めて、3回目は3階まで埋めたいと思ってます。それまでいい曲を作って、ライブをしますんで。今日が伝説の始まりです」と力強く宣言した。そして「ぐっちゃぐちゃになろうぜ!」というシャウトから「D.A.N.C.E to the telephones!!!」「sick rocks」「HABANERO」などキラーチューンを爆音で投下した。

「今年はいろいろあった1年でした。だから能天気に『DISCO!』って叫べるのは大切だと思う」と石毛が述べたあと、本編のラストナンバーとして届けられたのは「Urban Disco」。「Are you DISCO?」という問いかけに観客が「DISCO!」と返す盛大なコール&レスポンスから始まったこの曲では、会場がパーティムード全開に。6000人のオーディエンスはミラーボールの下で踊り狂い、ライブの定番曲を全身で堪能していた。

しかしこれだけで終わるはずがなく、本編の余韻が冷めやらぬ中でアンコールがスタート。まず石毛は重大発表として、2月8日に新作ミニアルバム「D.E.N.W.A e.p.」をリリースすることやレコ発ツアーの開催などをアナウンスし観客を驚かせる。そして集まったファンのために、「D.E.N.W.A e.p.」から初の日本語詞楽曲「D.E.N.W.A」「swim, swim, swim」の2曲を初披露。そして敬愛するDJたちに捧げた「FREE THROW」や、巨大なバルーンが飛び出しミニ飛行船が会場を旋回する中で熱演された「Love & DISCO」がライブを大団円へと導いていく。

さらに「まだ終われないから帰ってきたぜ!」とダブルアンコールも行ったメンバーたち。「みんなのために作った曲」という「Drums, Basses, Guitars, Keys, And Your Love And Voice」を、オーディエンスのコーラスにあわせて全員が熱唱。「Yeah Yeah Yeah」の歌声がこだまする中で、約3時間にわたるthe telephones初のさいたまスーパーアリーナ公演は終わりを迎えた。

the telephones「SUPER DISCO Hits FINAL!!! ~そして伝説へ~」
2011年12月23日@埼玉県 さいたまスーパーアリーナセットリスト

01. Monkey Discooooooo
02. A A U U O O O
03. Baby, Baby, Baby
04. DISCO AGE MONSTERS
05. A.B.C.DISCO
06. Yeah Yeah Yeah
07. Punk Is Not Heavy Metal
08. I Am Me
09. Just One Victory
10. SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!
11. 2010
12. My Final Fantasy
13. Homunculus
14. Re:Life
15. Used Skin
16. fu~shit!!!
17. DaDaDa
18. electric girl
19. I Hate DISCOOOOOOO!!!
20. D.A.N.C.E to the telephones!!!
21. I Wanna Die
22. clashed mirror ball
23. White Elephant
24. sick rocks
25. HABANERO
26. Urban Disco
<アンコール>
27. D.E.N.W.A
28. swim, swim, swim
29. FREE THROW
30. Love & DISCO
<ダブルアンコール>
31. Drums, Basses, Guitars, Keys, And Your Love And Voice

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読者の反応

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ゆう+あるふぁー @plus_arufa_

沢田研二のドタキャン報道で、テレフォンズがたまアリでワンマンやった時、2・3階に暗幕かけてライブをやったことを思い出した。
またやってほしいな~。

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