NOVELSレコ発ツアー初日、タフなバンドサウンドで魅せる

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NOVELSが、東名阪ツアー「『cardioid』RELEASE TOUR」を12月12日の東京・渋谷O-nestからスタート。情感豊かな楽曲の数々を強靭な演奏で表現し、集まった観客を魅了した。

12月12日に行われたNOVELS「『cardioid』release tour」東京・渋谷O-nest公演の様子。

12月12日に行われたNOVELS「『cardioid』release tour」東京・渋谷O-nest公演の様子。

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バンドはダイナミックな演奏で観客を惹きつけた。

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この日のライブは対バン相手を迎え実施。吉田健児、Logic Human、NON’SHEEPの3組が個性的なパフォーマンスを見せたあとにNOVELSが登場すると、待ちかねた観客から拍手が起きた。

1曲目に鳴らされたのは、アルバム冒頭を飾った「遊星オペラサーカス」。イントロで、楠本正明(G)による高揚感あるギターフレーズが聴こえると、その熱が伝染したように体を揺らす観客が続出する。続く「umbrella」では、吉田翔人(Dr)の刻む激しくもタイトなリズムと、山田裕起(B)のうねるベースラインの上で、竹内真央(Vo, G)の伸びやかなボーカルが響く。アルバム「cardioid」で作り上げた世界観のライブアレンジでの再現に、オーディエンスはじっくりと聴き入った。

MCでは竹内が「僕らにとって『cardioid』はこの1年の集大成で。そのリリースツアーがまさにこの瞬間から始まりました」と感慨深げに語る。制作に約半年を費やしたアルバムの楽曲たちを、ライブでファンに届けられる喜びに満ちあふれていることが感じられた。

また8月にリリースしたシングル「ミッシングリンク」が演奏されると、手を挙げて応える観客も。それを受け、バンドの演奏もさらに激しさを増していく。「インディーズの頃からずっと大切にしてる曲をやります」と告げられ披露された「星の標本」では、友達を支える優しい歌詞を竹内が情熱あふれる歌声で熱唱。本編ラストとして鳴らされたドラマチックな展開を持つ「Wiz」では、緩急あるプレイでオーディエンスを惹き付けた。

アンコールを求める拍手に応え、メンバーは舞台に再登場。竹内がMCで「NOVELSってバンド名なのにあんまり小説の話をしないんですが、今日は珍しくオススメの本の話を」と言って、辻村深月「ロードムービー」の名前を挙げる。「この小説の内容が、自分が表したい世界観とすごくフィットしてて」と口にし、それは「今すごく悩んでても、いつかそれは絶対大丈夫になるから」という力強い信念だと説明。同じような思いで作った楽曲だとして、最後に「星と君とマーブル模様のこと」の演奏を始めた。

この曲は「cardioid」の心臓にあたると竹内が語る、バンドにとって重要な1曲。ミディアムテンポのリズムをバックに、楠本の透明感あるアルペジオが響く、NOVELSの奥深さが感じられるナンバーだ。4人はこの曲を丁寧に、かつエモーショナルに鳴らし、この日のライブに終わりを告げた。

NOVELSはこのあと、12月25日に地元の愛知・名古屋E.L.Lでクリスマスライブイベント「STAND UP!」に出演し、12月27日には東京・渋谷で行われるサーキットイベント「SHIBUYA HeartBeatRockers'11」に参加。12月29日には千葉・幕張メッセで開催されるカウントダウンフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 11/12」のMOON STAGEに、翌日12月30日に地元岡崎CAMHALLでのイベント「CAM COLORS 2011」に登場し、一年を締めくくる。そして年明け1月14日には、愛知・名古屋CLUB ROCK'N'ROLLでツアーファイナルを迎える。

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