超特急ユーキの軌跡残す写真集には“奇跡の1枚”も“リアルな葛藤”も凝縮、そして野望は徳島に自動改札

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超特急の5号車・ユーキのソロ写真集「THE GROWN」とフォト&ワードブック「RE GROWTH」が、3月14日に同時発売される。これに先駆け、本日3月1日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで発売記念イベントが行われた。

超特急とは?

9人組の“メインダンサー&バックボーカルグループ”。カイ(2号車 / メインダンサー)、リョウガ(3号車 / メインダンサー)、タクヤ(4号車 / メインダンサー)、ユーキ(5号車 / メインダンサー)、タカシ(7号車 / バックボーカル)、シューヤ(11号車 / バックボーカル)、マサヒロ(12号車 / メインダンサー)、アロハ(13号車 / メインダンサー)、ハル(14号車 / メインダンサー)で構成されている。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビュー。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」をリリースし、インドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演して海外“開通”を果たした。2017年4月にはデビュー5周年を記念したシングル「超ネバギバDANCE」を発売し、同作でグループ初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。2018年12月には初の埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演を含むアリーナツアー「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」を成功させる。2019年8月に沖縄県内で行われた全国ツアー最終公演をもって“全国開通”を達成した。2022年4月にメンバーオーディションの開催を発表し、8月にシューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルの4人が加入して9人体制に。10月に新体制初のシングル「宇宙ドライブ」を発表。2023年に入ってからは3月に5thアルバム「B9」、5月にカンテレ・フジテレビ系ドラマ「ホスト相続しちゃいました」の主題歌「Call My Name」、9月に「Lesson II」を発表した。2024年4月に1st EP「Just like 超特急」をリリース。

小さいハートを作るユーキ(超特急)。

小さいハートを作るユーキ(超特急)。

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ユーキ(超特急)

ユーキ(超特急)[拡大]

写真集「THE GROWN」は、「これまで一緒にやってきたスタッフの方たちと新たな作品を作りたい」というユーキの思いから、2016年リリースの超特急のシングル「Yell」のクリエイティブチームが8年ぶりに集結。ユーキは29歳最後の旅として“エンターテイメント先進国”の韓国・ソウルへ旅立ち、2泊3日で撮影を行った。またフォト&ワードブック「RE GROWTH」には、ユーキが30歳という人生の節目の歳を迎える目前に何を思ったのか、これまでの人生を振り返り、これからへの思いを語るインタビューが収録されている。さらに、EBiDANを思うユーキの「EBiDANメンバーの個性をもっと生かしたい!」という考えから、「THE GROWN」「RE GROWTH」両作品にはスペシャル企画としてSUPER★DRAGONの柴崎楽をフォトグラファーとして指名したグラビアも掲載。柴崎は、ユーキの“30歳になったばかりの姿”を撮り下ろした。

大きいハートを作るユーキ(超特急)。

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小さいハートを作るユーキ(超特急)。

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イベント前に行われた会見で、ユーキは本作について「ソロの写真集をこうして出すのは初めてだったので、やるからにはすべてを詰め込もうと。超特急ユーキと、村田祐基のすべてをこの2冊に注ぎました」とコメント。「超特急として活動してきた人生の証明を、すべてここに残しておきたいなと思って。あとあと見返したときに『こういうこともあったよな』と思えるように、まずは『残したい』という気持ちを持っていました」と、制作中の心境を語った。

笑顔で質問に答えるユーキ(超特急)。

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中でもお気に入りのカットについて聞かれると、彼は「RE GROWTH」版の表紙に選ばれた1枚を挙げ「僕は日頃『かわいい』って言われがちなんですけど、この写真だけはメンバーもそうですし……あとtimeleszの松島聡くんと仲よくさせてもらっているんですけど、聡くんがLINEで『カッコいい、このビジュ!』と、言ってくださったんです」と明かす。松島との仲について「僕らも新メンバーオーディションをしたので、その経験をお話させていただいたり。何かしらの参考になったらうれしいなという気持ちで(お話)させていただいたりしてます」と語ったユーキは「普段カッコいいと言われ慣れていないのですごくうれしかった思い出です。普段見せない表情というか、奇跡の1枚です」と照れ笑いを浮かべた。

お気に入りカットのページを探すユーキ(超特急)。

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韓国での撮影についても忘れられない思い出があるそうで、「川沿いで走っている人がたくさんいる中で撮影をしていたとき、現地の男性が『あの子誰? めちゃくちゃ最高だよ』ってスタッフさんに伝えてくれたらしくて。そのあとに握手して『インスタ教えて』って言っていただきました(笑)。誰かは忘れちゃったけど、BTSのメンバーに似てるよと言っていただきました」と振り返ったユーキ。インタビューページに関しても「内面的な、リアルな葛藤だったり、超特急のメンバーが7人から6人、5人、9人となっていく、それぞれのターニングポイント当時の心境をリアルにつづっていたりするので。これを見た方は僕自身だったり超特急を深く知れるのかなと思います」と熱い言葉でアピールする。また、「RE GROWTH」の最後には超特急メンバーからのコメントが掲載されているといい、これについてユーキは「驚かされました。見たら泣くと思うので、涙腺が整っているときに見ようかなと思います」と語る。

質疑応答に対応するユーキ(超特急)。

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1月に30歳の節目を迎えたことに関して、ユーキは「変わらずチャレンジャーであり続けたいなと思います。僕を通じてEBiDANや超特急が広がるきっかけになるのであれば、前向きになんでもチャレンジしていきたい気持ちがありますし、あとは体も大切なので体のケアもしっかりしていきたいなと思います」と抱負を語り、過去を振り返って「本当に超特急でした。コロナ禍が唯一“停車駅”だったのかなと思います。スピードに乗り切れないこともあったりしながらも、今9人で走っていることを考えると、本当にあっと言う間に感じる」と続けた。また、昨年12月には地元・徳島の「阿波とくしま観光大使」に就任したユーキ。今後大使として地元に貢献したいことを問われると「まずは阿波踊りですよね。阿波踊りをしたいし、本場のお祭りの中で何か貢献できたら一番うれしいです」とコメント。さらに「徳島って電車ではなく汽車が走っていて、自動改札がないはずなので、それを初めて作った人間になれたらうれしい」と野望を語り「13年間、電車のお仕事がなかなかない超特急なんですけど(笑)、徳島の汽車のために何かできたらと思います」と思いを明かした。

キャンバスに向かうユーキ画伯(超特急)。

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「僕の母」を描き上げたユーキ(超特急)。

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会見では、“画伯”として知られるユーキが30歳記念のライブペインティングを披露する場面もあった。何かをつぶやきながらユーキが描き上げたのは母親の似顔絵で、これについて彼は「僕の母です。ポイントは癖っ毛。僕もそうなんですけど天然パーマなんで。あとはふくよかになりすぎちゃったけどふくよかなところ」と解説。母に向けて「産んでくださってありがとうございます。いつも会ったらケンカしかしないんですけど(笑)、わがままな僕をいつも甘やかしてくれてありがとうございます」とメッセージを送る。そしてユーキはファンへ向け「ありえないほどたくさんの服をまとって撮影しました。プラス、村田祐基としての普段出さないような姿もここにすべて詰め込んでいるので。30年分の僕を楽しんでほしいと思います」とメッセージを伝え、イベントを結んだ。

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