Mrs. GREEN APPLEがスタジアム公演を振り返る上映イベント、若井が明かした初出しエピソードとは

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Mrs. GREEN APPLEのライブBlu-ray / DVD「ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」のリリースを記念した一度限りの上映イベント「《「Mrs. GREEN APPLE ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」SPECIAL GREETING & CINEMA VIEWING》」が本日3月2日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、メンバーの大森元貴(Vo, G)、若井滉斗(G)、藤澤涼架(Key)が登壇した。

Mrs. GREEN APPLEとは?

2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。「青と夏」「僕のこと」「ロマンチシズム」といったヒット曲を生み出すも、メジャーデビュー5周年となる2020年7月8日に“フェーズ1完結”を宣言して活動休止期間に入る。約1年8カ月の活動休止期間を経て、2022年3月に“フェーズ2開幕”を告げて活動を再開した。2023年にリリースした楽曲「ケセラセラ」で「日本レコード大賞」を受賞。同年に「第74回NHK紅白歌合戦」初出場を果たす。2024年4月に発表した楽曲「ライラック」はリリースから1年を経ても配信チャートで独走し、ストリーミングの累計再生回数は6億回を突破している。同年7月に日本のバンド史上最年少となるスタジアムツアーを開催。年末にはバンド史上初の「日本レコード大賞」連覇を果たした。2025年5月に音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」で最優秀アーティスト賞を受賞。6月には神奈川・Kアリーナ横浜でエンタテインメントショー「Mrs. GREEN APPLE presents 『CEREMONY』」を開催した。7月から東京ディズニーリゾートのスペシャルイベント「サマー・クールオフ at Tokyo Disney Resort」にて、日本人アーティスト初となるコラボレーションを実施。同月にデビュー10周年ベストアルバム「10」をリリースし、アニバーサリーライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~」を神奈川県・山下ふ頭を行う。10月から12月にかけて5大ドームツアー「Mrs. GREEN APPLE DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”」を開催する。国内の楽曲ストリーミング総再生は100億回を達成。

Mrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLE

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倍率は148倍

ムービーカメラに手を振り続ける藤澤涼架(左)、若井滉斗(右)、大森元貴はピース(中央)。

ムービーカメラに手を振り続ける藤澤涼架(左)、若井滉斗(右)、大森元貴はピース(中央)。[拡大]

このライブBlu-ray / DVDには昨年7月に開催され、4日間で約15万人を動員したミセスのスタジアムツアー「ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」より最終日の神奈川・横浜スタジアム公演の模様を収録。彼らがデビュー前から行ってきたライブシリーズ「ゼンジン未到」の10周年を記念して、“「ヴェルトラウム」=宇宙”をテーマに壮大なステージを繰り広げた。

イベントに登場したMrs. GREEN APPLE。

イベントに登場したMrs. GREEN APPLE。[拡大]

上映イベントのチケットはミセスのファンクラブの先行抽選にて当選倍率約148倍で完売。丸の内ピカデリーには高い倍率をくぐり抜けた幸運なファン554人が集まった。またイベントの模様は47都道府県の映画館で生中継された。

大事にしていることを守りつつ、大衆化しすぎないように

大森元貴(Vo, G)

大森元貴(Vo, G)[拡大]

ライブさながらの大歓声に包まれて、ステージに姿を現した大森、若井、藤澤。改めてスタジアム公演の映像を観たという藤澤は「忘れてるってことではないんだけど、うわー、夏にやったんだなあと思い出して。ライブハウスから始まったこのライブシリーズがスタジアムでできたんだとありがたい気持ちになりました。僕たちも来てくれた皆さんも、キラキラ輝いてました」と感慨深げな表情を浮かべる。隣で大森は「ファンのみんなと同じ目線で見れてるじゃん」と言いつつ、「『ゼンジン』シリーズって僕らの中ではクローズドなイベントだったんですけど、スタジアムでできるということで自分らが大事にしていることを守りつつ、大衆化しすぎないよう意識しました。アレンジ曲はなかったけど、歌唱によってはライブならではのものにして、来てくださった方も楽しめるライブにしようとバランスを取っていきました」と振り返った。若井は「初日からかなり盛り上がって、熱いライブだったことを覚えてます」と懐かしんだ。

若井滉斗(G)

若井滉斗(G)[拡大]

真夏のライブということで、気温の話題になると、3人は一斉に顔をしかめる。大森は「スタッフの方に『ステージ上が40℃ですよ』と言われて、ホントに嫌でしたね(笑)。お風呂じゃんっていうね」とコメント。若井も「マジでお風呂じゃんっていう感じでしたね」と続けた。

藤澤の涙が止まらない

藤澤涼架(Key)

藤澤涼架(Key)[拡大]

披露曲「Dear」の話題になると、大森は「スタジアムで鳴らせるロックバラードにしたいと思って制作していたので、頭の中で思い描いていた景色が広がっていたことにグッときました」と思いを明かす。「ゼンジン未到」シリーズを象徴するとも言える楽曲「CONFLICT」の話題では、藤澤が「涙が止まらなくなって大変でしたね。いろんな楽曲たちとともに歩んできたんだなって。皆さんにも楽曲を愛してもらってるんだなと思ってグッときました」と感情をあらわに。また本ツアーでトロッコに乗ったことを思い返し、若井は「正直恥ずかしがったんですよ。(ファンの方々と)1秒以上、目を合わせられなかった。ホントにみんなキラキラしてましたね」と素直な思いを明かした。

言うなよ、こういうときに!

「まだどこにも話してないかな」と意味深な表情で切り出したのは若井。「『ナハトムジーク』の『また間違えて 履き違えてく』のところで元貴がアレンジっぽい歌い回しをしてるんですけど、そこを歌い忘れたからなんじゃないかっていう説があって」と大森に視線を送る。「あの……おっしゃる通りです」と歯切れの悪い口調で認めた大森は「気付いたら、本来歌い出さないといけないところが終わってて。どうやって巻き返そうかと思ってああいう形になりました……言うなよ、こういうときに(笑)」と声を張り上げた。

ポーズをキメるMrs. GREEN APPLE。

ポーズをキメるMrs. GREEN APPLE。[拡大]

最後に大森は「僕も家に帰ってから、もう1回ライブを振り返ってみようと思います。皆さん何度も映像を観ていただき、これからのライブに向けて楽しみな気持ちを募らせていただければと思います」と言い、イベントを締めくくった。メンバーは「ライラック」が流れる中ステージを去り、若井はこの曲を笑顔で口ずさんでいた。

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Dave✰ @wtfisdavee

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