北澤ゆうほ(
「Queens In Sweaters」を略したプロジェクト名には、“1人ひとりを認め、それぞれが主役になるためのプロジェクト”というメッセージが込められている。Q.I.S.は昨日8月2日に配信された1stシングル「TEDDY」を皮切りに、4カ月連続で楽曲をリリースしていく。「TEDDY」は「音楽を歌い続けたい」という北澤の思いから生まれた楽曲で、彼女は「『歌い続けたい』という私の沸き起こった衝動を忘れないように、歌にしたこの『TEDDY』という楽曲を、それこそ私は歌い続けたい」とコメント。MVは荒廃した建物の中や屋上、雑草が生える屋外などで撮影された映像となっており、北澤はくまのぬいぐるみを持って歌唱している。
Q.I.S.は12月26日に東京・WWW Xで初のワンマンライブ「Q.I.S. First ONEMAN LIVE "Queens In Sweaters"」を開催。チケットぴあでは、8月5日23:59までチケットの先行予約申し込みを受け付けている。
北澤ゆうほ コメント
真っ白なキャンバスの前で、筆も持たずに一人ぽつんと立っている。
そんな月日がずっと続いていた。
一人になり、音楽との距離を測り直そうとすればするほど、私は今何を考えたら良いのか、何を思えば良いのか、何を伝えたら良いのか、何もかもが分からなくなっていた。
そして気付いたら音楽をやりたいのかすらも分からなくなっていた。
ソロ活動すると決心した瞬間は、「自由に自分のやりたいことをやれる」ということをただポジティブに捉えてワクワクしたりもしていたけれど、蓋を開けてみたらそこにあったのは強烈な孤独。
真っ白なキャンバスを前に何も描くことの出来ない自分がいて、そんな自分も許せなくて、日に日に筆を持つことからも逃げるようになっていた。
こうして切羽詰まりすぎて逃避行の準備をし始めていた頃、先輩バンドとのfeaturing楽曲をライブで一緒に歌う機会を何度か頂いた。
そこで久しぶりに見た景色が私を変えてくれたような気がする。
ステージから見る景色は勿論、もうひとつが、足元にある景色だった。
ステージでピョンピョンと跳ねる私のコンバース。
これは楽しそうに歌ってる自分をリアルタイムで一番に感じる景色なのだ。
結局音楽が一番好きだ。
歌うのも好きだ。
自分の歌声はまだ好きになれないけれど。
でもやっぱり歌うのは好きだ。
その日のライブの帰り道では「音楽を続けなきゃ、私のために。」そう思っていた。
それまであんなに悩んでいたくせに。
そして家に戻ってすぐ作業に取り掛かって、出来上がった曲が「TEDDY」である。
もう一度立ち上がるために、意義だとか理由だとかそういうのは一旦置いておこうと思う。
ただこの「歌い続けたい」という私の沸き起こった衝動を忘れないように、
歌にしたこの「TEDDY」という楽曲を、それこそ私は歌い続けたい。
さて、ここからは「ねぇ テディ」と自問自答をしながら、
真っ白なキャンバスに手探りで自画像を描いていこうと思う。
Q.I.S. First ONEMAN LIVE "Queens In Sweaters"
2023年12月26日(火)東京都 WWW X
リンク
けーーーいちゃん2世 @odoro_mirusen
ライブ行きたい https://t.co/RrmXXSRke4