UNISON SQUARE GARDEN×My Hair is Bad、熱いライブで呼応し合った対バンツアーファイナル

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UNISON SQUARE GARDENの自主企画対バンツアー「fun time HOLIDAY 8」のファイナル公演が、6月13日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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今回のツアーファイナル公演はもともと4月23日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)にて開催が予定されていたが6月に延期に。振替公演にはゲストとして当初の予定どおりMy Hair is Badが出演し、それぞれの熱いパフォーマンスで観客を沸かせた。

My Hair is Bad(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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最初にステージに登場したMy Hair is Badの椎木知仁(G, Vo)、山本大樹(B, Cho)、山田淳(Dr)はそれぞれ拳を交わし、「カモフラージュ」でライブの幕を開ける。山本と山田が刻むタイトなビートに乗せて場内の熱量が徐々に上がったのち、椎木は「東京、全員手を挙げられますか? 楽しんで帰ってよ!」と叫び、「グッバイ・マイマリー」をエモーショナルに披露した。「ドラマみたいだ」のイントロでは野球少年だったという椎木が幼少期に観戦のために東京ドームを訪れていた経験を振り返りつつ「東京ドームの近くで、カッコいいロックバンドをやりに来ました」と語り、楽曲の世界観を熱い言葉で彩った。

椎木知仁(G, Vo / My Hair is Bad)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

椎木知仁(G, Vo / My Hair is Bad)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

MCで椎木は「こうやって生で観てもらえること、カッコいい先輩とやらせてもらえる機会をとてもうれしく思います」と喜びの思いを告白する。3人の疾走感に満ちたアンサンブルが印象的な「アフターアワー」では、椎木が「1カ月半空いて、やっと会えたね!」と歌詞を変えて歌うひと幕も。ショートチューン「クリサンセマム」、さらに「ディアウェンディ」で会場の一体感を高めたあとは「フロムナウオン」へ。椎木はアドリブで同じスリーピースバンドであるユニゾンへの共感、そして10年以上前にLIQUIDROOMでユニゾンのライブを観たという思い出を語り「あの頃はお先真っ暗だったけど、今は急に(ステージに)出る立場になった。捨てたもんじゃないなと思いました」と熱い思いをぶつけた。

最後に椎木はこのライブ当日に誕生日を迎えたユニゾンの鈴木貴雄(Dr)や、同じく6月生まれの斎藤宏介(Vo, G)、そしてもともとの公演予定日だった4月生まれの田淵智也(B)を祝い、「続けてきてよかったです」と改めてツアーファイナルへの出演を喜んだ。そんな思いを3人は「真赤」そして「歓声をさがして」の全身全霊でのパフォーマンスで表現し、笑顔でステージをあとにした。

左から田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr / UNISON SQUARE GARDEN)。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

左から田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr / UNISON SQUARE GARDEN)。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

続いて登場したユニゾンは、田淵、斎藤、鈴木それぞれのソロから「23:25」でライブをスタート。鈴木は最初から立ち上がってのプレイを見せ、オーディエンスのテンションを一気に引き上げた。「リニアブルーを聴きながら」の涼やかなサウンドを響かせたあとは近年のライブでは珍しい「何かが変わりそう」を披露して観客を驚かせる。「メカトル時空探検隊」「Catch up, latency」といった流麗なメロディラインが印象的な楽曲群に続いては、こちらもレアな「夢が覚めたら(at that river)」を演奏。重厚なサウンドでファンを圧倒した。

左から田淵智也(B)、斎藤宏介(Vo, G / UNISON SQUARE GARDEN)。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

左から田淵智也(B)、斎藤宏介(Vo, G / UNISON SQUARE GARDEN)。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

後半は「Nihil Pip Viper」「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」「kid, I like quartet」とアッパーチューンを連投。3人はいつも以上にパワフルなパフォーマンスを繰り広げ、ツアーファイナルの熱気をさらに高めていく。本編ラストの「君の瞳に恋してない」では田淵と斎藤が背中合わせでのプレイを展開するが、ずっと密着し続ける田淵を斎藤が苦笑しつつ指差し「そろそろ止めたらいいのにと思うけど……」と歌ってみせる場面もあった。

アンコールで斎藤は、背後の鈴木を振り返りながら「今日のバースデーボーイが、マイヘアのライブを観て『今日はマイヘアシフトを敷く』と言ってて。何かと思ったら1音目から立ち上がってました(笑)」と裏話を語り、「いいライブだったし、僕たちにも『おめでとう』と言ってくれて。定期的に対バンしたいですね」とマイヘアのパフォーマンスを讃えた。そして対バンツアーの最終日を迎えた心境を「大好きなミュージシャンを呼んでライブをやるのはうれしかったし、みんなステージに立ってライブをやるだけで完成してるんですよね。それは鏡みたいに、僕らもそうなんだと思えたし、長くステージに立っていたいなと思えるめっちゃ楽しいツアーでした」と明かした。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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「ツアーが終われば次のツアーが始まるのがUNISON SQUARE GARDENで(笑)。その、次のツアーのタイトルになっている曲を」という斎藤の言葉に続いては、最新シングル「kaleido proud fiesta」を華やかに演奏。最後は「桜のあと(all quartets lead to the?)」で締めくくられた。

ユニゾンは今回のツアーに続き、6月27日と28日に神奈川・KT Zepp Yokohamaでライブイベント「the GARDEN limited」を開催。次回ツアー「TOUR 2022『kaleido proud fiesta』」は7月8日の千葉・市川市文化会館から9月27日の東京・東京ガーデンシアターまで、25公演にわたって行われる。

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「fun time HOLIDAY 8」2022年6月13日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

My Hair is Bad

01. カモフラージュ
02. グッバイ・マイマリー
03. ドラマみたいだ
04. アフターアワー
05. クリサンセマム
06. ディアウェンディ
07. フロムナウオン
08. 真赤
09. 歓声をさがして

UNISON SQUARE GARDEN

01. 23:25
02. リニアブルーを聴きながら
03. 何かが変わりそう
04. アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")
05. メカトル時空探検隊
06. Catch up, latency
07. MR.アンディ -party style-
08. 夢が覚めたら(at the river)
09. Nihil Pip Viper
10. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11. kid, I like quartet
12. 君の瞳に恋してない
<アンコール>
13. kaleido proud fiesta
14. 桜のあと(all quartets lead to the?)

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VIOLA KAM ★ @vizkage

📸 ユニゾン&マイヘアを撮影しました〜!ツアーファイナル! https://t.co/o93FWnidPP

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