映画「チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」は、豊田悠による人気マンガを原作に、2020年にテレビ東京系で放送され大きな反響を集めたドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」の映画化作品。文具会社に勤める地味で冴えないサラリーマン・安達清を
舞台挨拶には赤楚、町田と草川をはじめ、柘植将人役の
トークセッションでは、「映画版の撮影に入ってから変化を感じたことはある?」と、司会者からの質問が飛ぶ。クランクインがオフィスでのシーンだったという草川は「豊川(会社名)に入った瞬間から全部戻ってくる感覚がありました」と振り返った。また彼は、オフィスのセットの些細な変化に気付いたと言い「美術さんが作るセットとか、細かい部分を見るのが好きなんです。自分は基本デスクで作業しているシーンが多いんですが、(デスク周りが)ドラマのときと比べてスタイリッシュになっていて、その変わり方が素敵でした」と語る。すると、風間監督は「こちらとしてはあまり変化に気付かれないようにと思って作っているんですけど、タクちゃんに気付かれちゃって悔しかったなと(笑)」と反応。思わぬ言葉に草川は「マイナスイメージはまったくなくて! 進化を感じたんです。無駄を削ぎ落としたスタイリッシュな感じになってて」とフォローを入れていた。
主人公の安達が“触れた人の心が読める魔法”を手に入れたキャラクターであることから、司会者からは「登壇者の中で、誰の心を読んでみたい?」という質問も。「全員の心の声を聞きたい」と回答した赤楚は、その理由について「みんなで話しているとき、『ホントはしゃべりたくない』みたいな気持ちになっているかもしれないじゃないですか。僕はすごく楽しかったですし、色鮮やかな日々を過ごさせてもらったんですけど、みんなも同じ気持ちだったらうれしいなって……」と語り、心配性な一面を見せる。赤楚が抱えていた思わぬ不安に、町田は「いや、楽しかったしかないでしょ! なんで、そんなに心配だったの?(笑)」と返答。佐藤からも「男性陣は常に一緒に行動していて、男子校みたいだった」と、キャストたちの仲睦まじい様子が明かされ、赤楚は共演者たちのリアクションに「ご満悦でございます(笑)」と胸をなでおろしていた。
そんな赤楚の心の声を聞いてみたいと自身の考えを明かしたのは草川。草川は「しょっちゅうではないんですけど、タイミングタイミングでLINEをすると、未読スルーされるんですよ。だいぶ長い期間が空いて『そういえば返事きてないな』と確認すると、まだ未読なんです。その心の声は聞きたいですね」と赤楚に問いかける。これに赤楚は「言い訳がましいんですけど……」と口を開き「未読がいっぱい溜まっていて、どこから返せばいいんだろうって頭パンパンになって結局誰にも返事しないっていう……」と弁明。「電話が一番うれしい。もし何かあったらすぐ電話してほしい。100%出る!」と草川に約束する。未読スルーの理由がわかった草川は「心配になっちゃったんです。嫌われちゃったのかなと思って」と笑顔を見せ、この言葉に赤楚は「いや、大好き!」と即答していた。
終始和やかな雰囲気で盛り上がったトークセッションを終え、最後に赤楚は「この作品で伝えたいこと、この作品に懸ける思い……キャスト、スタッフ共に同じ方向を向きながら、真心を込めて作った作品なので、何度でも楽しんでほしいです」と映画への思いを語る。そして「何より、皆さんの愛がなければ映画が作られることはなかったので。一番言いたいのは、皆さん本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!」とまっすぐにファンへの感謝を伝え、舞台挨拶を締めくくった。
J_ROCKNews @J_ROCKNews
草川拓弥「チェリまほ」現場で見せた鋭い観察眼に監督「悔しい」赤楚衛二からの“塩対応”の真相も https://t.co/xEv7pMn6sC