平沢進、1996年のインタラクティブショー「SIREN - 架空のソプラノ」の音源を初配信

平沢進が1996年に東京・ホテルメルパルク東京 メルパルクホールで行ったインタラクティブライブショー「SIREN - 架空のソプラノ」の音源が明日11月27日に各音楽配信サービスで配信される。

インタラクティブライブショーは1994年にスタートしたストーリー仕立ての観客参加型ライブ。平沢は先日、6年4カ月ぶりのインタラクティブライブショーを2022年3月に開催することを発表した。このたび音源化したライブは、1997年にVHSとして、2007年にファンクラブ会員限定のDVDとして販売されているが、音源のみの形で発表されるのは今回が初となる。

このライブでは「自己喪失に陥り、コンテキスト・ケイジに閉じ込められたヒラサワが自我同一性を回復する」というストーリーが描かれた。前年1995年のインタラクティブライブショー「SIM CITY」に出演したMiss N、Miss Aehという、タイの“SP-2”（第2の女性）2人が参加。平沢のオリジナル楽器、チューブラヘルツも登場する。レーザー光線をオーディエンスが持ち込み、たくさんの鏡でリレーする“緑の神経網”という試みもなされた。

同じく明日には、1990年代後半に日本コロムビア内のレーベル・TESLAKITEから発表されたアルバム「SIREN（セイレーン）」「救済の技法」がアナログ盤2枚組カラーバイナル仕様で発売される。「SIREN（セイレーン）」のSIDE Dには当時アルバムと同時発売されたシングル「サイレン」のカップリング曲と、インタラクティブライブショー「SIREN - 架空のソプラノ」より「Lotus」「LOVE SONG」、「救済の技法」のSIDE Dにはテレビアニメ「ベルセルク」の主題歌シングルから各バージョンがボーナストラックとして収録される。