「Endless SHOCK」は堂本が作・構成・演出・主演を務める舞台作品で、今回の劇場版には昨年2月に帝国劇場で撮影された映像が用いられる。また2月4日からはこの作品の3年後を描いたスピンオフ作品「Endless SHOCK -Eternal-」の上演がスタートする。本日の舞台挨拶ではキャスト陣が「Endless SHOCK」、そして「Eternal」に対する思いを語った。
堂本は今回の劇場上映への経緯を「『Endless SHOCK』本編をご覧になったことがない人にも『Eternal』を楽しんでいただける方法を考えて、映画をやれば両方楽しめると思い付いたのがきっかけ」と明かす。上田はそのプランを聞かされたときの心境を「やっぱり光一さんってジャニー(喜多川)さんの申し子みたいな、普通の人には考えつかない発想がある」と振り返った。一方、梅田がそんな堂本について「この間、稽古場でジャニーさんみたいに『ユーたち』ってサラッと言っていて。『光一さん、ユーたちって言ったよね!?』って興奮しちゃって」と稽古場での様子を話すと、堂本は「とてもジャニーさんにはなれないです(笑)」と謙遜した表情を見せていた。
本作では実際の舞台同様に撮影したカットのほか、映画のために別撮りした映像も追加されているとのこと。堂本は別撮りの映像を加えた経緯を「とりあえずいつも舞台上でやっているのと同じように撮影したあと、ピックアップしたい部分を話し合って追加しました」と明かす。そして「例えば『ジャパネスク』の殺陣のシーンなんかはもっとたくさん撮りたかったけど、時間がなかったし俺の体力も持たなくて(笑)。あの衣装は着てるだけで疲れちゃうんですよ」と、上演時の苦労話も語った。
一方、自身で編集や音声のミックスも手がけたという堂本は「雑音を消す作業のときに『あ、なんか聞こえたな?』と気付くところがあって。調べてみたら松崎が袖にはけてすぐに『コッシー、あのさあ』みたいにしゃべってるんですよ(笑)」と舞台裏を暴露。「うわ、何言ってたのか気になる!」と気まずそうな表情を浮かべる松崎に、上田は「俺と光一くんが一騎打ちする超いいシーンなんすよ!」、越岡は「マツが『コッシー』って言ったせいで俺が巻き添えくらってるよ!」と畳みかけていた。
最後に見どころを改めて尋ねられた堂本は「『Show must go on』はこの状況下で何があっても幕を開けるという意味ではなく、つまずいたときでも少しずつ歩いていく勇気が大事というメッセージも込められています。今の世の中に重ね合わせて、そのメッセージも受け取ってほしい」と語る。そして「こんな状況の中で劇場に足を運んでくださる皆さんには感謝しかないです。その分我々から何か届けできるものがあればと思うので、とりあえず3回ほどは観ていただければ……(笑)」と観客にアピールしながらニヤリと笑った。
※記事初出時、人名表記に誤りがありました。お詫びして訂正します。
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「Endless SHOCK」松崎祐介の油断を堂本光一が暴露、上田竜也「超いいシーンなんすよ!」 https://t.co/M9JQJv3KHn