14歳の頃にアーティスト活動を開始したAwichは、高校卒業後に留学したアメリカ・アトランタで結婚・出産するも、帰国直前に夫を銃殺されるという壮絶な過去を持つ沖縄出身のラッパー / シンガー。2017年のYENTOWN加入と同時に本格的にアーティスト活動を再開し、ヒップホップシーンで確固たる地位を築いた彼女は、今年1月に発売した3作目のアルバム「孔雀」でも高い評価を集め、7月にはユニバーサル ミュージックからメジャーデビューすることを発表した。メジャーデビュー後初となる今回のライブでは、Awichがバンドメンバーの丈青(Piano)、秋田ゴールドマン(B)、みどりん(Dr)、社長(Manipulator)、吉田サトシ(G)や客演のラッパーと共に約1時間のパフォーマンスを展開。8月21日にリリースされたメジャー作品「Partition」や「孔雀」の収録曲を中心とするセットリストでその力を存分に見せつけた。
開場時刻の20:00が近付くと、配信画面には床を這う何かの視点で暗い女子トイレが映し出される。不気味な映像でコメント欄がざわつく中、個室トイレの中から現れたAwichは「まさか女が来るとは」という歌い出しが印象的なメジャーデビュー曲「Shook Shook」でライブを開始。カメラに肉薄する距離でパフォーマンスを繰り広げつつ女子トイレを出ると、会場が東京・WWWであることが明らかになる。Awichが「洗脳」を毒々しくラップしながらバーカウンターから地下スペースに降り、合流したDOGMAが中指を立てながら威圧的にラップしたあと、カメラだけが会場を移動してステージへ。そこに設置されたテレビに映し出される形で登場した
画面越しの視聴者に挨拶したAwichは、沖縄をイメージしたセットのステージでくつろぐMARZYを紹介。MARZYは唯一の観客としてライブに参加しつつ、MC中に視聴者のコメントを読む役割を担った。「いっぱい友達も連れてきてるから楽しんでね」と語ったAwichが「WHOUARE」でライブを再開すると、YENTOWNの仲間である
「最高だろ、今の?」とごきげんな様子のAwichは、「みんな画面の向こうでも関係ないよ、手挙げていこうぜ」と視聴者に語りかけながら、EGO-WRAPPIN「色彩のブルース」をサンプリングした「紙飛行機」を情熱的に歌唱。フロアの2段目に腰かけ「次に歌おうと思っている曲は私にとってとても大事な人を失ったときの話です。その人が亡くなったときに私と娘は海に散骨しに行きました。それが彼の願いだったから」と語ると「Ashes」を歌い、スクリーンには夫の生前の映像や2人で暮らすAwichと娘の映像で構成されたミュージックビデオが映し出された。自分が幸せになることこそが最大のリベンジであるという思いを込めた楽曲「Revenge」で「許せばいい。それだけ。」と歌ったAwichは、「画面の向こうでも一緒に歌ってほしい」と視聴者に語りかけ、ライブでは観客の合唱が恒例となっていた「First Light」を披露した。
ライブ終盤、MARZYと共にステージのセットに移動してビーチチェアに座ったAwichが「私はフィーチャリングされていないんですけど、個人的に好きだし、みんなも絶対に聴きたい曲をプレゼントしたい」と語ると、ドラムカウントからkZmと
なお本公演の模様は9月5日(土)にAwichのYoutube公式チャンネルで再公開されることが決定した。
Awich「Partition Live」
2020年8月25日 WWW セットリスト
01. Shook Shook
02. 洗脳 feat. DOGMA、
03. Awake
04. WHOUARE feat. MONYPETZJNKMN
05. NEBUTA feat.
06. Bloodshot feat.
07. Open It Up
08. 紙飛行機
09. Ashes
10. Revenge
11. First Light
12. Dream Chaser feat.
13. WHORU?
14. Love Me Up
15. Bad Bad
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